かえってきた⭐️cui cui diary〜 ティータイムにessayを。

おもに旅日記、日々の中の新鮮さを保つこと。

タイムトリップ☆岩手☆その2


大沢温泉山水閣は山間にある川沿いの温泉で、昔から湯治場として利用されてきており、あの宮澤賢治も幼い頃父に連れられ訪れたそうです。
今では山水閣は旅館と、古い木造の自炊部、それから橋を渡って川向こうの茅葺屋根の菊水館と3つにわかれており、お風呂は全部で7つ。
旅館に泊まりましたが、自炊部にも探検にいきました。その古いこと!
「自炊部」という名の通り、煮炊きのできる炊事場があり(「料理のできるキッチン」という表現は当てはまらない感じ。)宿泊のお部屋は廊下から襖一枚隔てた和室でまるで下宿所のよう、今にも寝息が聞こえてきそうです。低い天井からは切子の照明がぶら下がり、売店には納豆や野菜を売る冷蔵庫もあって、休憩所は本棚のマンガが「かくかくしかじか(東村アキコ)」なことでかろうじて平成なことが伝わるような感じです。
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朝にも散策しました。
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こちらが菊水館。
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公共スペースとプライベートスペースの距離の近さに、なんだかカルチャーショックでした!
昭和と今は全然違う時代のような気がして、同じ国でたった数十年の間に生活文化がこれだけがらりと変わっているのもすごいなと感じました。(それとも東京だけ?)
温泉もとても良かったです。
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福田パンは朝食べました。あんバターぎっしり!昔ながらのコッペパン美味しかったです。

お昼は花巻にでて、わんこそばを食べました。
駅の案内所で聞くと今日はお店が定休日と言われましたが、そのあと電話で確認したらイレギュラーに営業していたことがわかったそうで、案内所の方が走って私達を探してくれ、教えてくれました。とても親切!そしてラッキーです。
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ももクロも来たというお店で30杯食べました!
わんこそばは焦って食べるイメージでしたがそれは時間制限のあるわんこそば大会だそうで、普通に自分のペースで召し上がってくださいとのことだったので、途中休憩しようとのんびりお茶を飲んだら「休憩は無しですよ〜」「もう少しペースあげましょうか」と言われてしまった!でも思ったより食べれたので満足。

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そのあとは近くの、宮澤賢治の弟のお孫さんのお店という林風館でお茶をしてしめくくりました。

全体的に閑散としていた岩手の街よ。ところどころ木々の立ち並ぶ感じはどことなくミレーの絵のようなヨーロッパ風の雰囲気もあり、綺麗でした。そして昭和へのタイムトリップのような旅情に溢れた温泉旅行でした。


タイムトリップ☆岩手☆


岩手には初めて行きましたが、盛岡で降りると風の冷たいこと!
ふと見ると雪をかぶった大きな山が。岩手山から吹き降ろす冷たい風でした。
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岩手山に3回雪が降ると盛岡にも雪が降ると言われているそうで、もうすぐここでも降るよ、と地元の方が言っていたとおり、東京に戻った翌日、岩手で初雪というニュースを聞きました。今回は母と二人で温泉旅です。

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まるでハワイのマラサダのお店のように、店内には行列。大きなコッペパンに、すきなものをトッピングできます。はじめてなので、あんバター(あんことバター)、ピーナツバター(ピーナツクリームとバター)、エビカツの3つをかいました。道中のおやつ&夜食にします!
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(店員さんもものすごく手際良い。繁盛するお店はちがいますね!)
そこから歩いて、割烹一の浜でお昼を食べました。盛岡は冷麺やわんこそばも有名だけど、三陸の海鮮を食べることにしました。
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お膳のご飯をいくら&ウニ丼にしてもらいました。最高です!これがやりたかったのです!

そして、タクシーで岩鋳(いわちゅう)へ。
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南部鉄器の製造販売をするお店です。南部鉄器はいまやヨーロッパやアメリカでも人気があり、MOMAのミュージアムカフェでも使われているとか。看板のデザインもモダンでいい感じです!
ここで母は、2人で気に入った馬の柄の鉄瓶を買いました。馬は岩手では駒と呼ばれ、岩手の馬は「岩駒」といい縁起物だそうです。
私も念願だった、南部鉄の風鈴を購入。
『ティーーーーー・・・ン』と澄みわたる音は南部鉄が天下一品です!
聞くとはっとするような曇りのない響きです。

そしてなぜかレジ横にあった小判を購入!
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かっこいいー!小判が買えるなんて夢のよう・・と思う自分に驚く。お金よりお金っぽくみえる!
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宿でも散々、ぺちっと小判を手にのせて「えっこんなに貰っていいんですか??やったあー!ありがとうお代官様!」ごっこをする。
(もしくは、ぺちっと机においてすっと出し、今月の給料だよご苦労さん、とかっこよくだしてみる)
前世はお金が大好きな商人だったのかもしれない・・

つづく




極品肉桂❤️


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みなさん、こんにちは。
シリーズ中国茶、のお時間です。(続くのか?)

夏の終わりをむかえ、金木犀の甘い香りが街に立ち込めていますね。
わたしは香りが好きなもので、お茶を飲むのもとても好きです。

ところで今、BSプレミアムの「瑯琊傍(ろうやぼう)〜麒麟の才子、風雲おこす〜」という中国宮廷ドラマに我が家はどハマりしています。
架空の時代の、中国宮廷内の復讐劇なのですが、じつに美男美女揃いで素晴らしく、そしてなんとも理論的にスマートに粛々と、麒麟の才子が宮廷の権力争いに風雲を起こしてゆきます。
そして才子の暮らしぶり(お家やお庭や調度品や服飾品)もとても素敵なのです。

というわけで、そういうアンテナが立っている時には素敵なお茶屋さんなども見つけてしまうものです。

中目黒の『岩茶房』へ、母マリリンと中国茶を堪能にゆきました。
岩茶とは、中国雲南省武夷山と呼ばれる奇峰奇岩に生えるお茶の葉を、中国人間国宝の方が伝統的な技法で精製したお茶とのことで、岩茶房では毎年中国でこの人間国宝の方から直接買い付けたじつにたくさんの種類の岩茶がいただけます。

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お店には手作りのジャージャー麺、豚まん野菜まんあんまんなどもあり、家庭の味のようですごく美味しい!かなり好みです。

その後、無数の種類のお茶からひとつ選ぶのはかなり迷いましたが、(熟成ものはもはや宝だそうです。)

わたしは、このキンモクセイが香る季節に一番美味しいと噂の
『極品肉桂』
を選びました。

マリリンは、高貴な香りから日常でできる最高の贅沢、と記された
『白鳥冠』
を選択。

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飲み比べをしました。一口味わい、二口目に一番ふわっと香りが口の中に広がります。
極品肉桂は、
花やかな甘い香り、口の中全体に香り広がる、かわいらしい、渋みは舌先にのこるかんじ
白鳥冠は、
深い香りと味わい、舌の真ん中にひびく、周りはふわっとして軸がある
渋みも深みあるかんじで舌全体にひろがる
皇后さまのような落ち着いた深みのある雰囲気です。
(あくまで個人的な感想です)

この小さな器で飲むことに意味があることに、マリリンがしみじみと納得していた。

お茶で酔っ払う方もいるんですよ、とお店の方が言って、
それはつまり身体が緩むということなのだそうだ。

お茶は素晴らしい。
次は何を飲もうかな。





霧島の夏休み。その4


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ジャパニーズエクスカリバー(アメノサカボコを外国の人に説明するとしたら、、)の眠る高千穂峯。
朝は高千穂牧場でアイスクリーム。
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『シロヤギさんへ。』と友達に写メお手紙を書くもうっかり、この子は羊。羊の瞳はつぶらで穏やかで可愛いな。
ところで、都内のコンビニではよくここ高千穂牧場のカフェオレを見かけます。やっと名前と場所が一致して、またしても霧島への親近感を深めました。

この日はこのまま、ローカル線に少しばかりのって、妙見のほう、天降川に面する温泉へ。

妙見石原荘にしばし籠りました。ほのかな炭酸泉です。
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木漏れ日の中で温泉!川は霧島山を源流とする天降川、すごい水量です。霧島は水には事欠きません。
お水を飲みながら汗をかいては、川の風で冷まし、また汗かいて、、とかなりすっきりさっぱり。

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そのあとは可愛いらしく美味しい懐石料理をいただぎました。海老しんじょうのお吸い物が、たまりませんでした。
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川向こうの茅葺き屋根も気になります。
石原荘はレストランや温泉だけじゃなくてラウンジやロビーもとても綺麗で落ち着いて満喫できました。敷地内にはちゃんと源泉のための祭壇もあって、商売をする人の信心深さを感じました。こちらの気持ちも凛としました。

ほんとに静かに川や水の音に耳をすませて、光やお湯を肌で感じてじっくり過ごしたので、自分の中の時間の流れがゆっくりと変わりました。空の色や空気の移り変わりが味わい深くなるとき、幸せだなぁと思います。

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霧島の夏休みでした。
ありがとうございました。









霧島の夏休み。その3

高千穂河原からノープランでいたところ、午後は偶然乗ったタクシーの運転手さんによる半日観光にくりだすことになった。

予定はある程度すき間があったほうが、こういうことがあって面白い。
 
運「じゃあまずは蕎麦屋に行きましょう。」
ということで、連れてきてもらったお蕎麦屋さんは、奇遇にもグーグルマップでみて気になっていたお店だった。
「がまこう庵」
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がまこう庵のぶっかけそば。美味しかった!暑くてくたびれていたけど、元気でた。そばはすごい弾力があって、ご主人によると、その日使うぶんだけ石臼でひくので、新そばのコシが一年中味わえるのだそうだ・・。(←まるでわたしが蕎麦通のよう。)
お店では梅干しやシロップやパンやジャムや色々なものが売っていて、その中に見覚えのあるものがあった。
それは、私が前にネットでたまたま買って飲んでいた(田舎茶と勝手に命名して飲んでいた)お茶だった。
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よくみたら「がまこう庵」と書いてあるではないか・・。ここに来る前からここ知ってたんだ!と偶然に驚く。
しかもちょうど飲みきったところだったので購入。
 
運転手さんにお礼をいうと、
運「お昼たべて少し落ち着きましたか?では東神社と佐野神社に行きましょう。」
ということで、運転手さんオススメの霧島6社めぐりとなった。
なにかの波に乗ってる感じがした。
(ちなみにがまこう庵からはもう宮崎県。)
 
さて、霧島東神社とはあの「アメノサカボコ」を祀る神社なのだそうだ。霊峰高千穂峯には登れないが、運転手さんのお陰でお参りはできた。運転手さんありがとう・・。
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写真まで撮ってくださった。
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↑じつは運転手さんがちょうど木の後ろを通過中。
それから佐野神社は、ヤマトタケルをお祀りしてるんだったかな?長い長い杉木立。
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霧島神宮とも東神社とも趣の違う感じ。
あー暑かった!(やっぱり暑いの苦手)
もはや神社より温泉に行きたい!ということで、最後は運転手さんオススメの炭酸泉に。
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地元の人がくる渋い温泉で良かった!熱いの・ぬるいの・冷たいのと、交互に入るそうで、こうするといつまでも入っていられた。地元のおばあちゃんは驚くほど肌がきれいだった。
 
温泉満喫で大満足。ホテルまで送ってもらい運転手さん(原田さん)とはこれで解散なのだが、しばし休んでから、やっぱり原田さんオススメの「黒豚の館にいこう!」とお腹を空かせた私たちは再び原田さんを召喚!
しかしやり手の原田さんは多忙のため、違う運転手さんがきた。
 
黒豚の館はロイヤルポークという、クラシック音楽を聴かせたり餌にこだわり大事に育てられた黒豚たちで、脂も甘い感じで美味しかった!愛情込めて育てられた黒豚のお肉を心して頂いた。そしてロイヤルポークを食べる我々のBGMもクラシック。
 
満ち足りて、霧島連山ふもとのホテルにもどる。(ちなみに1泊目は温泉郷、2泊目は霧島神宮近くの宿にした。)
すると、ホテルの夏休みイベント、キャンプファイヤーの時間だった!
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たくさんの子どもたちと、キャンプファイヤを囲んで『キャンプだホイ』🎵🎵←すごい気に入った。
『キャンプだホイ🎵(キャっ)
キャンプだホイ🎵(キャっ)
キャンプだホイホイホーイ🎵(キャアー!)』
と合いの手をいれる赤ちゃんまでいた。
 
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うっちゃんが撮った炎が迦楼羅光背のようだ。
 
明日はどうしようか〜といいながら寝た。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

霧島の夏休み。その2

翌朝は霧島神宮から。

朝から暑くて死ぬ!参拝だけで汗だくのぬるぬる。
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御神木の枝の一部が、まるで烏帽子をかぶり手を合わせる神主のようだと、タクシーの運転手さんが教えてくれた。そういうのにあまり期待してなかったけど、うっちゃんの写真をみて「なるほど〜!」とおもった。自然の成す偶然は面白いなぁ。
 
そして神宮の脇の森を下っていくと、霧島七不思議(風穴とか亀のような岩とか)があった。
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七不思議のひとつ、一年のうちで夏の数ヶ月しか流れないという川(名前忘れた!!)を見つけた。ものすごく透きとおって、そしてなんともいえず涼やかだ。ここだけ水のおかげで気温がちがう。
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水草は風にそよいでいるよう。
トンボが飛び回る。手を浸して涼んでいると、地元の人が「水は飲めるよ〜」と教えてくれたので、飲んでみた。硬水かな?冷たくて美味しい!霧島のオアシスだった。こういうのが、東京にいたらできない贅沢だなぁ。
 
そのあと神宮前のロータリーにあるお菓子屋さん「蒸気屋」で、カルカンやら水羊羹やらをどっさり買い込む。
ところでわたしはカルカンというお菓子をはじめて知った。
前の晩にうっちゃんが「カルカンが有名だよね」と言ったときは、「え?猫まっしぐら?」というレベルだったけれど、蒸気屋さんでカルカンは山芋で出来ていると知り、味見をするとほんとに山芋の風味がしたのですっかり好きになってしまった。
 
まだ観光するので、お店で荷物を預かってもらい、タクシーで高千穂河原へ。(この時の運転手さんに後で大変お世話になる。)
高千穂河原には、かつての霧島神宮の跡がある。現在の霧島神宮は火山の噴火後に移されたもので、もともとは高千穂峰を拝む場所にあるのだった。
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今も、鳥居と祭壇は残る。下の霧島神宮とは格段に涼しく、神秘的。
そして霧島神宮が祀る高千穂峰の頂上には、天孫降臨の伝説と、その証のような「天逆鉾(あまのさかほこ)」が突き立てられているのである。
あ「うっちゃん、アメノ、サカ・・ホコ?ていつからあるのか分からないんだって。昔々、山の修行僧が人類ではじめて高千穂峯に登頂した、と思ったとき、たどり着いた山頂にはすでに剣が刺さっていたんですって!いったい何なのかしらそのアメノ・・サ、サカボ、、サカホコ?今あるのはレプリカかな?でも本物刺さっててほしいな〜。しかも坂本龍馬はそのア、アメノ・・サカボ、サカホコ?を引っこ抜いたことあるらしいよ!」
 
う「う〜〜ん、なんかあゆに馴染まないんだね『アメノサカボコ』って。」
 
と、不思議すぎてなぜかいつもうまく言えない『アメノサカボコ』。
神話には『アメノヌボコ』というのもあるから、混同してしまうのである。
 
つづく。
 
 

霧島の夏休み。その1

アイスランドの翌月、こんどは鹿児島県霧島市に行きました。

 
鹿児島は暑かった!ここ数年、夏は涼しいとこばかりだったから余計に。
初日まずは、鹿児島空港から霧島温泉郷経由で、えびの高原へ。『乗ったり降りたりマイプラン』というバスの周遊チケットを買う。
(空港や温泉郷の足湯を横目に、あれ〜ここは冬に来るところかな、、と思ってしまった)
 
えびの高原から霊峰高千穂峰まで連なる山々を霧島連山というそうだ。
そして霧島連山は鹿児島県と宮崎県にまたがってはしっており、豊富な水がわく水源となっている。
 
高原は、さすがに少し涼しい。
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我々のなまった身体にはちょうどいい、往復1時間半のトレッキングをした。
涼しいのもつかの間、歩き出すと汗だく!
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あ「ていうか鹿いるしあそこに!」
(と、覚えてないけどなんか突拍子のない言い方をしたらしい。)
我々の歩く道の左側にオス、右側にメスとバンビが。
鹿には勝てなそうなのでちょっと緊張する。
あ「と、通りますよ!」
と声をかけると、オス鹿が2秒ほど沈黙した後、何かに反応したようにびくっと身をひるがえして遠ざかった。
よしっ。
と歩きだすと、右側のバンビちゃんは通り過ぎるまでじっとこちらを見ていた。
 
(これで良かったのか??と山の素人は疑問を抱きつつ、道を譲ってくれた鹿に感謝。)
 
2つの湖を見渡せる見晴台につき、達成感を味わっていると彼方から、聞いたことのない鳴き声がした。
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えっ・・?なに今の。鳥?なんか猿みたいな、、まさかヒヒ?!ヒヒとかいるのここって?!と案じていると、2回目の鳴き声が。よく聞くと、子どもの声だった。
なぁんだ!
と、我々も「やっほー!」と叫んでみると、湖の向こうから「やっほー!」と返ってきた。しばらくこだま合戦だった。「おーい!」「やっほー!」とあんな大声だすの久しぶりで気持ちよかった!
(ちなみに私と母は、田舎に車でいくと、窓をあけて田んぼに向かって「わあぁぁーー‼️」と叫んだりします。)
 
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汗だくのあとのソフトクリーム❤️クリームチーズなみの濃厚さで、コーンがラングドシャ!これはまた食べたい。
ぬるい足湯でまったりした。汗がひいて気持ち良かった。施設の充実したえびの高原。
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そして行きと同じバス停にもどると、ベンチになぜか『乗ったり降りたりマイプラン』が落ちてる。
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ちょっとこんな大事なものだれか忘れてるよ〜〜。しかし、思いあたる節が・・
あ「・・・うっちゃん、あれあたしのだったら超こわいんだけど。」
う「・・・それ、あゆのだよ、わたしのと連番になってる。」
あ「う、うそー!!こ、ここにずっとこうしてあったの?!山を歩いて鹿をみたり叫んだり足湯に入ってるあいだずっとここに??風も吹かなかったの??超不思議!超超不思議!」
う「誰かが置いておいてくれたのかも??」
あ「しっかしこういうミラクル起きるよなぁ。」
う「いやぁミラクルだね。」
としみじみ。なんて平和なんだ、チケットの一枚も無くならないなんて。
きっと、あの鹿に会えたのもラッキーだったんだと思った。
 
そしてまたバスで灼熱の温泉郷にもどり、ホテルの源泉かけ流し温泉で汗をながし、泥パックなどして、黒豚の焼き肉へ。
 
美味い美味いと満喫して、小さな温泉郷を歩いてまたホテルに戻った。