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イギリスの旅:6日目 古代不思議をめぐる1日

朝6時ごろ自然に目覚め、ここがグラストンベリーだと思うとわくわくしてしまい、みっちょん夫婦のまだ寝静まるなか、お散歩にでた。

コテージの中庭で、朝露の湿気をおびた緑の匂いをかいで深呼吸。鳥もさえずる。寒い。
駐車場の奥のいい感じの芝生で、久しぶりに朝の太極拳を練習する。よくよく足元をみるとナメクジがいっぱい!気持ちわるっ!

コテージの敷地を少しでてみると、遠くにグラストンベリートアという丘と、塔がみえた。急にそこだけ小高くて、そして塔だけがたたずむ様子は、明らかに周りとは溶け込まない異様な感じで、あの空間だけが時代も次元も違うもののようだった。それはわたしの生きている時間をこえる根源的で普遍的な強い存在のように思えて、すごい好奇心と宗教的な気持ちにもさせた。そしてシンプルで美しくもあった。

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グラストンベリーとは、言い伝えによると世界で1番はじめに教会が造られたところだという。ゴルゴダの丘で亡くなったイエスの亡骸をひきとったヨセフが、最後の晩餐でイエスが使用した杯に彼の脇腹の血をとりブリテン島まではこび、その聖杯をこのグラストンベリートアに埋めたそうだ。
塔はいつの時代だか忘れてしまったけれど、聖ミカエルに捧げるため建てられたという。

ケズウィックでこの天使と同じ名前の女の子に出会ったのが、何か縁を感じさせた。

丘を見上げて、しんとした気持ちになった。
そして白い羽根を拾った。
(やっぱり朝はメルヘンだな。)
部屋にもどると二人とも起きていて、今朝は私がスーツケースの隙間に詰め込んできたどん兵衛カップヌードルミニを朝ごはんに食べた。至福や〜〜と旦那さんが噛みしめるように言う。ここはキッチンがあるので、夜ごはんは何か作ろうね!と話す。

今日はまず東のソールズベリーに行き、世界遺産ストーンヘンジをみる。
車で走ってしばらくすると、何もないところで突然ピーピー車が鳴った。

「あ、ガソリンない。」
えっ、ここで?!一同凍りつく。でもあと数キロは走れるようでかろうじて着いた最初の街で、無事給油完了。

ストーンヘンジにはビジターセンターからバスで行くが、歩きたければ歩いていくこともできる。どこまでも平坦な草原なので気持ちいいと思う。
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ストーンヘンジの誕生と用途にまつわる謎は全然解明されていないので、ガイドでも「諸説あるのでご自分で判断してください」と言われる。
かろうじて、ピラミッドより古いことを知る。最初は環状線の溝があっただけで、その基本形をヘンジといい、石は後から置かれたそうだ。
このあたりにはこのようなヘンジが他にもたくさんあるらしい。太陽は夏至冬至の日のみ、ぴったりと目印の石のところに登るそうだ。世界遺産になってビジターセンターができ、柵の外からしか見れなくなってしまったが、このあたりの住人は夏至冬至の日にだけ、なんと中に入れてもらえるそうである。

寒かったのもあってだんだんガイドを聴くのがおっくうになってしまった。この時の私たちはスタバのココアを片手に優雅にストーンヘンジを眺めていた。あまりに有名なせいか?妙に冷静な気持ちで見学してしまった。空にはまた少しグレーの雲が立ち込めたが、風に押し流されていった。

石の周りをぐるぐるまわって、ウサギが走るのを見つけたりしながら、またバスに乗って戻った。

そしてグラストンベリーの街で、いよいよフィッシュアンドチップスを食べる。
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ばななさんの小説でグラストンベリーのフィッシュアンドチップスが出てくるので、みっちょんがぜひぜひここで食べたいとお店を調べてくれた。サクサク!!美味しかった。
タルタルソースに歓喜する。

つづく。