かえってきた⭐️cui cui diary〜 ティータイムにessayを。

30代独身OLの日常のB面(尽きないファンタジー)を書いています。

イギリスの旅:6日目 グラストンベリートアにてcuicuidiary授与式。

フィッシュアンドチップスのお店を出て街を歩いてみると、いかにここが変わっているかがわかった。クリスタルの店、ヨガっぽい服とか雑貨の店、お香やハーブの店、本屋さんはスピリチュアル本がほとんど(料理本もマクロビとか)、そして占いの館にメディテーションセンター。どこの国にきたんだっけ?みたいな感じだ。

グラストンベリーアビーという古い修道院跡へ。受付のお姉さんとお兄さんがヒッピーぽくてにこやかだった。アーサー王の伝説も残る修道院で、最後はヘンリー8世に滅ぼされたという。略奪と破壊のうえ、グラストンベリートアを血に染めた最後だったようだ。
綺麗に残るのは8角形の厨房兼食堂のみ。その厨房の中では、8角形のそれぞれの壁ぎわで、野菜をきるところ、炒めるところ、そして洗うところと役割分担があり素晴らしい連携プレーがなされていたそうで、8角形はなんて機能的なんだろう、みんなが全体を見渡せるし!と連携プレーが好きな私は高まった。修道院の裏にはたくさんのりんごの木にたくさんのりんごが生っていた。
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私たちにはこの時じつは探しているものがあった。それは「グラストンベリーの赤い水と白い水」というものだ。不思議な偶然で、夏休み前しかも6月の夏至のころ、わたしはたまたまこのイギリスから持ち帰られた赤い水と白い水を見ていた。旅行の計画はすでにたてていたので、偶然に驚いた。その時に「グラストンベリーは世界で最初の教会ができたところで、ヨセフが杖でついたとこからは白い水が、聖杯を投げたところからは赤い水が湧き出したといわれている」という伝説?を聞いたのである。そしてそれがわたしの情報の全てだった。つまり、なんにも分からない!笑
そこで、あの受付のヒッピーぽいお兄さんお姉さんなら絶対こういうの知ってそうだから、聞いてみよう!となり、英語は自信のないみっちょんがものすごくストレートにぶつかっていった。
「ドゥユノー、レッドアンドホワイトウォーター?」(レッドと言いながら右手を出し、ホワイトと言いながら左手をだす。)
すると、ヒッピーの2人は一瞬ぽかんとしたもののすぐに、「Ah〜!(はいはいあれね、あぁ〜あなたたちもそう言うの好きなのねわかるわかる、あれちょーやばいよね)」みたいな感じで四人でニヤリ、とした。その水は修道院の裏のほうにあった。

行ってみると、公園のようになってて、入り口のおばさんが「あそこに二本の大きな木があるから、そこから先の神聖な空間にまず挨拶をするように木の間を通ってください。トリイだと思って。日本の。それから、ライオンのところの水は飲めるから飲んでみて。身体を強くします。」と言われた。どうやら赤い水というのは、鉄の入った水のことだった。ものすごくマズイ!一応見つけられたので満足っと。有料のボトルを買うと持ち帰ることができる。
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夕食の買い物をスーパーですませ、いよいよトアへゆく。車を置くのに手こずったので、私たちはこの裏のほうから登った。反対側はもう少しなだらかで、そして長く登っていく道があるようだ。
入り口の木戸を開けると少し敬虔な気持ちになって、お邪魔します!でわ、いざ!と歩き出した。
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ゆっくり登った。なかなかきついけど、早く眺めをみたくてわくわくした。

頂上は不思議な静けさがある。この塔はいったいなんのためにあるのだろう。天井もなく、階段もなく、筒のような作りだ。中の椅子には誰かの絵や花や石が供えられている。塔のところに座ってサンドイッチを食べるひと、犬の散歩の人、塔の中で瞑想する人、裸足で登ってくる人。そこらじゅうに羊のフンがあるのに!

頂上の先端に方角を描いた丸い石があった。なんだかちょうどいいので、私たちはついにそこで、授与式を行なった!
cuicuidiary贈呈で、首脳会談のように写真をとる。おぉ、ついに目的達成。と思っていると、なんと、急にみっちょんと旦那さんが謎の動きをはじめ、突然「では、逆、授与式。」といい、あのオレンジのトートバッグから何やら包みを取り出した。
え〜〜?!なに?なに??!とあけると、中からcuicuidiaryの表紙と裏表紙の絵が出てきた。
めっちゃ嬉しそうなわたし↓
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てかオレンジのトートバッグにはずっとこれが入ってたのかあ‼️うける‼︎
心がほかほかした。素敵な交換会となった。

どうしても3人で写真が撮りたくて、ちょうどヒッピーのおばあさんが犬をつれて登ってきたので、なんだかいい人そうでお願いした。みっちょんは本を持ち、私は絵を持って。
おばあさんも「それ素敵ね」と言ってくれた。話してみると、「日本には行ってみたいの。でも私はカントリーサイドがいいんだけど、娘がアキハバラに行きたいらしくて、あわないのよ」と言っていたので、カントリーサイドが好きならぜひ北海道へ!とオススメする。
最後におばあさんが「さっきの何だったかしら、ホク・・ホカ・・」「北海道です。ホッカイドウ。」とやたら自信満々で答えると、おばあさんは何だか嬉しそうに、素敵な笑顔で一度自分の胸に手をあて、今度はその手をこちらに向ける挨拶をした。ハートが伝わってきた。何かをあげて、何かをもらった。

色々なことが嬉しくてこのあとは絵を抱きしめたままずっと夕日を眺めた。

いつまでもいつまでも、毎秒毎秒が味わいのある時間だった。
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幸せ。なんだか夢みたい。
でももっともっと、夢みたいな人生にしたい。もっともっと!

と、3人ならんで座りながら、そういった。

みっちょんたちも、異国での暮らしは本当に大変だと思う。
「でも、綺麗だねって言いあえる人がひとりでもいれば、だいじょうぶだ。」とみっちょんが力強く言った。

風にふかれていても心はほかほかしていた。
ただただここに居たくて、それだけでよくて、世界は綺麗だと思った。