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それぞれの時代

2010年、なぜかわたしは
「このままでは死に切れない、本気で人生かえなくては。」
と思った。

説明しようとすればきっかけはあるにはあるが、なんとも言えないそういう衝動がおそったのだ。誰にもそんな気持ちは言ってないが、静かにでも確かに、わたしの胸の奥にはその決意があった。

それから色々なことをやってみて、色々な人にも会って、そして忘れられないことばや瞬間があった。

きっとこれからもある。

無計画に、ただ建前だけは作って(学芸員の勉強をしたいなどと)会社をやめたので、すこし怖かったし後悔しそうにもなった。
でもその時なんども思いだしたのは、ある人が、急に電話に出たふりをして
「いま未来のあなたから電話がきました。未来のあなたは、今のあなたに感謝しているそうですよ。」
と言ってくれたことばだった。

27歳のとき、衝動的に正社員で勤めた会社をやめたわたしに、この言葉はとてもお守りになった。

辞めるまでもなかったかなぁ、馬鹿なことしたかなぁと思うたびに、でも絶対にあの時の自分に感謝できる毎日にしよう!と思えたのだ。

わたしは何か得意なことが欲しかった。そしてそれを職業にしてみたかった。まだ世間もよく知らない、自分の大きさも知らない、胸に光るものがあっても出すすべがないわたしが、まず最初に習いにいったのはリフレクソロジー

母は青ざめた。急に無職になった次は、足のマッサージ、、?この子は何をしたいのかしら?

わたしは人の身体に触れることに向いているのは自分でわかっていた。教わらなくても自分のツボも人のツボも、ここにある、と知っていたからだ。
いつか両親が老人になったらやってあげたいなぁと思っていた。

リフレクソロジーを習いながら、わたしはとあるアロマの本と出会った。その本の著者はわたしと同い年でサロンをバリバリ展開するやり手ながら、アロマのエッセンスにタオ(道)の考えをからめた独自の哲学を持っていた。

アロマオイルで、植物から人生を語るような、自由なセンスは魅力的だった。先生の見せてくれるアロマの世界は大きくて自由だった。そこで学びながら、わたしもセラピストになれるかなぁと思った。なんとなく、向いてるような気もしたし、向いてると言われたりもした。このころが、わたしのアロマ時代だった。2011年の夏のことだ。

先生のアロマ哲学、アロマエンライトメントでは、その人がその時無作為に選んだオイルで、リーディングという占いのようなことをしてくれる。

その時に、わたしが2本目にひいたオイル、

ティーツリー

「吟遊詩人のようなオイル。どこにも属さず、とても自由に世界中を旅して、行く先々で、その土地のものと自分の持つものをかけあわせて、そこでしか生み出せないようなものを創り出す性質があります。
何かやりたいけど、まだやっていないことはないですか?」

『やりたいけど、まだやっていないことはないですか?』

そのことばが、湖に投げた小石の波紋のようにじわりじわりと響いて、きづけばアロマのクラスにはウクレレを持っていくようになり、フィンランドにいき、帰ってきたら軽音部がたちあがり、瞬く間に音楽時代へと突入した。

そのころにはわたしは二つ目の職場で新しい仕事をしながら、そうやって学生のように過ごしていた。

期限付きの職場だったので、ここでの5年間は後先考えず、思うままに過ごすことを自分に許した。

そして音楽とともに、世界中出かけていく研究者の人たちに影響され、今度は旅時代をむかえ(cuicuidiaryは旅行記に塗り替えられ)、会社の裏でアカショウビンに遭遇したことをきっかけにバードウォッチング時代も加わり、その合間にちょこっとライター経験もしちゃって、2012年、2013年と過ぎた。

そして2014年、1人旅&バードウォッチング時代に、ふっと羽が舞ってくるように訪れたタオゼンとの出会い。

大内さんと出会ったときに、中国の「弟子の準備が出来たときに師匠現る」的なことわざを思いだした。あぁ、こんな風に「生きる」ことについて向き合い続ける方がいたんだなぁ、しかもこんなに自由に。

自分の胸に光るでも現しようのないものを、こうやって抱きしめてあげればいいのかぁ。そういうことを、わたしは太極拳をはじめとするタオゼンのワークを通して学んでいると思う。

そしていま。

わたしは通算4つめの職場で、変わらず事務の仕事をしている。大好きなことを仕事に、とはなっていないけど、自分の向き不向きも20代のころよりはわかったし、大満足ではないけど、わたしにはこんな風に、地に足つけて社会に関わる時間もひとつのバランスになってる気がする。

まだまだ、わたしの宝物を探す旅はつづく。

次回予告「つぎはリースの時代?!妖精一族あきさんとなるちゃんとの出会い☆(仮)」乞うご期待‼︎(時期未定)☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆