かえってきた⭐️cui cui diary〜 ティータイムにessayを。

おもに旅日記、日々の中の新鮮さを保つこと。

はじまりの国、アイスランド。シュノーケルの午後編。

シュノーケルツアーは4.5時間程なので、2時ごろにはゲストハウスに戻ることができた。

 
ここで私たちは、恒例の日本の友人まいたんとスカイプをした。キッチンのダイニングテーブルで。この時間はちょうど他の宿泊客は出かけていて誰もいなかった。
日本はちょうと夜の11時くらいだった。あまり外の景色とかは見せてあげられなかったけど、色々と出来事を報告した。話していたら雨がふってきて、テーブルの真上の天窓を水滴が叩く音がした。青空はでているけど雨だ。
その音がまいたんにも届いていた。それほど、ここは静かなのだ。
ゲストハウスは名所の教会まで徒歩3分、歩いてすぐレストランやスーパーもあるけれど、街全体がとてもとても静かで穏やか。人が少ないというのもあるけど、ひんやりした空気と低い空と海の気配に音が飲まれて、いつもしーんとしたトーンが漂っている。
果ての地だ、という感じがした。

 

さてこの日の夕方、私たちはあさって向かうアークレイリ方面のツアーのための打ち合わせを予定していた。一泊の好みのツアーにコーディネイトしてもらったので、担当のSさんと6時すぎにゲストハウスで会う約束をして、それまで市内散策へと出かけた。

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まずはお昼へ。近くのFISHというお店で、2人でフィッシュスープと、トラディショナルプレートを食べた。ここのフィッシュスープはクリームは入ってなくて、インド料理のようにスパイシー。フィッシュスープはお店によって色々バリエーションがあることが分かってきた。
プレートは野菜や豆やお米(インド米みたいな長いやつ。)、白身魚とジャガイモのマッシュポテト。
 
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パプリカとかレモンとかをたくさん使ったピューレで野菜やお米を食べる感じ。
ヘルシーでボリュームは満点!ハーブやスパイスの使い方が上手で美味しかった。
アイスランドの物価は少し高くて、カフェだとランチも夕食も2000円くらい、レストランでのディナーはスターターとメインで7,000円くらい。
 
店員さんは日本語を勉強したことがあって、片言の日本語を聞かせてくれた。とてもフレンドリーだ。案外、アイスランドの人は日本に興味を持っている感触あり・・
旅行は自分も刺激を受けるけれど、むこうの国の人にもなんらかの刺激を与えてるんだなぁと思うとまた楽しかったりするものだ。
 
ランチのあとは貴重な買い物タイム、せっかくなのでウールのセーターなども見てみたが、思ったようなものと出会えず断念。
でも自分のお土産に室内履きを買った!これがゲストハウスやホテルでも重宝して、いまは会社ではいている。ふかふかでとっても気持ちいい。やっぱりトリコロールが好き。なかなか良いお買い物でした。
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さっきも書いたとおり、アイスランドの外食は高いので、せっかくゲストハウスなのだし今日くらいは自炊しようということになって、最後にスーパーで食材を買って帰った。
 
そしてゲストハウスのキッチンで下ごしらえなどしていると、Sさんがやってきた。
「お家におじゃましたみたいですね〜」と入っていらしたので、本当に家にお迎えしたみたいに紅茶をいれて、3人でテーブルについた。ゲストハウスの楽しいところ。
さっそく飛行機のチケットやツアーのバウチャーなどを頂き、説明をきく。Sさんはアイスランドに住んでいる日本の方なので、色々教えて頂いた。
「こっちはボリュームがすごいですから、二人でひとつとってシェアするのがちょうどいいですよ。そういうオーダーもこちらの人は全然嫌な顔しませんよ。あとケーキも美味しいからぜひ食べてみてください。」とのこと。美味しいレストランも聞くことができたので、もう最終日まで困らなそうだ。
 
さてすっかりSさんとおしゃべりで盛り上がっていると、あのトナカイをたおした写真の男性がサッカーボールを持って帰って来て、やはりオーナーだと分かった。やっと初対面できた。
念願のバスタオルをもらい、宿泊費の支払いについてきくと、カード払いならあとで機械をもってくるよ、と言い結局「あとで」とは今日のうちではなかった。オーナーもプライベートの予定の合間をぬってゲストハウスに顔を出すような感じだったので、いつ会えるのか全然読めず。気楽でいいけれど。
 
夜は結局キッチンを使ったのは私たちだけだったので、のんびりご飯を作ってたべた。去年はグラストンベリーの宿でごはんつくったなぁ。あの時も寒かった。でも丘に登ったあとで不思議な高揚感があった。懐かしい。
今回はサーモンのマリネと、かりかりベーコンとリンゴのサラダと、トマトパスタ!
そういえば初日からバスの中でなぜか中谷美紀の美貌や才能や音楽について語り合っていたわたしたち、お料理しながらみっちょんがyou tube中谷美紀の歌をかけてくれた。坂本教授の色あせないメロディーを聞きながら、レイキャビクの夜は更けた・・・。