かえってきた⭐️cui cui diary〜 ティータイムにessayを。

おもに旅日記、日々の中の新鮮さを保つこと。

霧島の夏休み。その1

アイスランドの翌月、こんどは鹿児島県霧島市に行きました。

 
鹿児島は暑かった!ここ数年、夏は涼しいとこばかりだったから余計に。
初日まずは、鹿児島空港から霧島温泉郷経由で、えびの高原へ。『乗ったり降りたりマイプラン』というバスの周遊チケットを買う。
(空港や温泉郷の足湯を横目に、あれ〜ここは冬に来るところかな、、と思ってしまった)
 
えびの高原から霊峰高千穂峰まで連なる山々を霧島連山というそうだ。
そして霧島連山は鹿児島県と宮崎県にまたがってはしっており、豊富な水がわく水源となっている。
 
高原は、さすがに少し涼しい。
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我々のなまった身体にはちょうどいい、往復1時間半のトレッキングをした。
涼しいのもつかの間、歩き出すと汗だく!
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あ「ていうか鹿いるしあそこに!」
(と、覚えてないけどなんか突拍子のない言い方をしたらしい。)
我々の歩く道の左側にオス、右側にメスとバンビが。
鹿には勝てなそうなのでちょっと緊張する。
あ「と、通りますよ!」
と声をかけると、オス鹿が2秒ほど沈黙した後、何かに反応したようにびくっと身をひるがえして遠ざかった。
よしっ。
と歩きだすと、右側のバンビちゃんは通り過ぎるまでじっとこちらを見ていた。
 
(これで良かったのか??と山の素人は疑問を抱きつつ、道を譲ってくれた鹿に感謝。)
 
2つの湖を見渡せる見晴台につき、達成感を味わっていると彼方から、聞いたことのない鳴き声がした。
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えっ・・?なに今の。鳥?なんか猿みたいな、、まさかヒヒ?!ヒヒとかいるのここって?!と案じていると、2回目の鳴き声が。よく聞くと、子どもの声だった。
なぁんだ!
と、我々も「やっほー!」と叫んでみると、湖の向こうから「やっほー!」と返ってきた。しばらくこだま合戦だった。「おーい!」「やっほー!」とあんな大声だすの久しぶりで気持ちよかった!
(ちなみに私と母は、田舎に車でいくと、窓をあけて田んぼに向かって「わあぁぁーー‼️」と叫んだりします。)
 
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汗だくのあとのソフトクリーム❤️クリームチーズなみの濃厚さで、コーンがラングドシャ!これはまた食べたい。
ぬるい足湯でまったりした。汗がひいて気持ち良かった。施設の充実したえびの高原。
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そして行きと同じバス停にもどると、ベンチになぜか『乗ったり降りたりマイプラン』が落ちてる。
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ちょっとこんな大事なものだれか忘れてるよ〜〜。しかし、思いあたる節が・・
あ「・・・うっちゃん、あれあたしのだったら超こわいんだけど。」
う「・・・それ、あゆのだよ、わたしのと連番になってる。」
あ「う、うそー!!こ、ここにずっとこうしてあったの?!山を歩いて鹿をみたり叫んだり足湯に入ってるあいだずっとここに??風も吹かなかったの??超不思議!超超不思議!」
う「誰かが置いておいてくれたのかも??」
あ「しっかしこういうミラクル起きるよなぁ。」
う「いやぁミラクルだね。」
としみじみ。なんて平和なんだ、チケットの一枚も無くならないなんて。
きっと、あの鹿に会えたのもラッキーだったんだと思った。
 
そしてまたバスで灼熱の温泉郷にもどり、ホテルの源泉かけ流し温泉で汗をながし、泥パックなどして、黒豚の焼き肉へ。
 
美味い美味いと満喫して、小さな温泉郷を歩いてまたホテルに戻った。