かえってきた⭐️cui cui diary〜 ティータイムにessayを。

30代独身OLの日常のB面(尽きないファンタジー)を書いています。

なんでもないけど なんともないけど


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川のにおいとか  向こう岸のこどもの声とか
あしもとの草とか
ふかふかの土とか  べつになんでもないけど 陽の光が肌からしみてきて みたされる
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この木ひとつで大きな大きな木陰をつくっていた。あなたでしたか、この影は。すると風がたって、ざわっと葉が音をたてた。まるで沸き立つように、いっせいに。
『こんにちは。』

こうやって歩いていると ひとりでいてもひとりじゃないし
ただ歩く そして立ちどまるわたしは  なんでもないけど なんともないけど すこし満たされている

そうは見えないかもしれないけど
わたしはわたしのやりかたで

あんがいそんなしみじみするような
なんともないようなことが
ほんとうにしあわせだったりして
しあわせじゃなきゃいけないってどこかですごく思ってたけど  
しみじみしてると そんなことも思わなくなる

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久しぶりに風邪をひいて熱がでて 下がったあとのあの新鮮さたら
何日かぶりに外にでて  近くのドラッグストアでビタミンゼリー買って
家に向かってゼリー飲みながら歩いていたら
後ろから風が吹き抜けた
その風はいつもの風景を蹴散らして、遠くへ遠くへ吹いていった
わたしの視野をつきやぶって 自由に吹いていった
見慣れたはずの景色に急に広がりを感じた
“どこにいても、自由を感じることはできるんだ”
そのときの一瞬の風はそう感じさせた
たまには風邪をひくのもいいものだ