かえってきた⭐️cui cui diary〜 ティータイムにessayを。

30代独身OLの日常のB面(尽きないファンタジー)を書いています。

フルムーン🌕阿蘇の旅

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阿蘇の相棒。ひとりレンタカーデビュー!

阿蘇に到着した日は、自分の旅では珍しく雨。
しとしと。
運転も慎重に。

この日は遠出はせず、阿蘇神社やその周辺のお店散策をして、それからホテルの近くの細道散策へ。

小さな立ち寄り湯がいくつもあり、そのうちの薬師の湯に立ち寄る。200円を払って、ドアを開けると脱衣所で、誰もいなくて貸切り。小さなお湯だけど、鉄を含む赤っぽいお湯で熱くて、きゅっとする。末端の血管がぎゅわっと開いていく感じ、熱いのに冷たいような刺激。
あまり長くは入れなかったけど、ほんの少し入っただけで、身体がさらっとして、頭がすっきりしゃっきりした。薬師とはさすがだ。
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これに毎日入れるっていいなあ。

それからカーナビで細道の先を見ていると、大きな文具店が出ていたので、文房具好きとしては行ってみることにした。

走ってると、山に囲まれてるなあとおもう。あっちもこっちも山、それもまるで壁のように連なる山。

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文具店についた。どうやらこのあたりは、映画「よみがえり」?のロケ地だそうだ。

文具店には震災以来住みついたネコの店長がいて、ネコ店長を介してお店の方ともお話しできた。
なんだかとっても親切な文具店で、たまたま居合わせた業者の方も一緒になって旅のプランを考えてくれたり、このあたりのことを教えてくれた。

ぜひ、明日大観峰には行ってみて。今日が雨だったから、明日の朝は雲海が見れるだろう。

と教えてくれた。しかも早朝のガイドまで申し出てくださったが、起きれない気がしたのと、自分の運転で言ってみたかったので今回は遠慮した。それにしても気さくで地元を愛する方だった。

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店長。
さて、このお店のおかげで旅らしい楽しい時間を過ごし、夜に宿に着いた。
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部屋からの眺め。
お部屋は古くて、ちょっと広いのが落ち着かなくて、どうにも居心地が悪かった。
なんかあっちに背を向けたくない・・、私は何も見えないが、部屋のあのあたりがなんとなく気になる・・、と落ち着かなくて、お部屋はなんとも言えずよそよそしい空気だ。

やっぱり、アロマ!
気になった部屋の隅と、入り口と、部屋の真ん中に、フランキンセンスを垂らしたティッシュをおく。
しばらくして、ちょっと空気がやわらぎ、窓のほうで何度かパキパキ音がしたあと落ち着いた。

何もずっと見張っていたわけじゃないけど、地図とか携帯をみながらゴロゴロしていたら、空気が変わっていた。私の気持ちも軽くなって、お部屋への警戒心もなくなった。

やっぱりアロマだなあ。
整いました!(サウナ用語風。)
そして安心してお風呂にいった。

この日は計らずも、5月の満月前夜。5月の満月は一年のうちでもパワフルだそうだ。
ほぼほぼ丸い月を、露天風呂から眺める。

湿気のせいだろうか、九州は緑や空気が濃いような。北海道の高いところのような空気とはまた違う、迫力だなあと思った。

自然の中に身を投げ出す感じで、露天風呂は大好きだ。月光も浴びる。

流れていく薄い雲をかぶり、見えたり隠れたりして、月は輝いていた。

何も考えず空の流れを見ていると、だんだんより大きなものが目に入るようになって、視野が広がるのを感じる。
龍のように大きく滑らかに流れてくる雲があった。大きなものをみて、ふと感じた畏れは、
毎日頭でばかり舵をとって、どんどん自分のことで頭がいっぱいになっていくところを、自然に戻してくれる。
自然のサイクルの一部にまた戻してくれる。

そういうものが足りてなかった。そのために旅を必要としている気がした。

着替えて部屋にもどると、そこはもう私の気配をうつした部屋になっていた。そしてほっと安心して眠りについた。

つづく