かえってきた⭐️cui cui diary〜 ティータイムにessayを。

おもに旅日記、日々の中の新鮮さを保つこと。

2019.12月フロリダ旅行記⭐️③

3日目、今日はついにお昼からマナティスイム。

いつかマナティと泳ぎたい、と言っていた友達の夢が実現しました。わたしはそれを見届けました。

この日はお天気はいいものの、空気は少しひんやり。

クリスタルリバーはその名の通りとても透明度の高い川で、野生のマナティが冬のあいだのんびり過ごすところなので、マナティサンクチュアリーとして大切に守られている。

しかしその川沿いはたくさんの別荘に囲まれたリゾート地で、野生のマナティと人工的な環境が共存する不思議なところだ。

まずはショップでビデオレクチャーを受ける。
ガイドさんはよくありがちな、「ワニがいるよ〜、すごい危ないからね!」と笑顔で怖がらせる。

ビデオにによると、マナティは無抵抗で攻撃性のない生き物。以前はその性格のせいでものすごいハラスメントにあっていて、スイムの前の注意事項として、「マナティを踏まないでください。マナティの子供を引き離してはいけません。マナティの息継ぎを邪魔しないでください。マナティの口に食べ物を入れないでください。マナティを棒でつついてはいけません。」などなど、これらを本当にやっている映像が出るので、ショッキング‼︎でした。以前はこんなことが横行していたらしいのです。

今はここがサンクチュアリーとして保護され、
私たちもマナティにストレスを与えないよう音や泡を立てず最新の注意を払って近づくこと、そして決して触らないよう言われました。

ウエットスーツに着替えて、船に乗ってスポットまで行きます。途中でガイドさんがお決まりの、「ワニだ!」と水中を棒で刺すしぐさをして「やっつけたぞ!」と楽しませてくれます。
(ワニは、いませんでした!)




可愛いです。
マナティを愛する友達は感動のあまり水中でマナティに手を合わせて「ありがとう。。」と言っておりちょっとだけシュールなマナティスイムでした。

マナティはほとんど動かないので、私たちも動く必要がないので、水の中でだんだん身体が冷えてきて寒かったです。

時おり、ぬお〜〜っと動いて、マナティにはマナティのリズムとタイミングがありました。
とても穏やかに静かに過ごしており、日本のバナナワニ園などにいるマナティよりもストレスが少なそう(イライラしてない、ほんとに穏やか)で、苔の生えた身体はラピュタのロボットのようでした。

マナティにはマナティの時間の流れがあるのだなぁと思いました。

帰り道ではこんな陽気な集団も!

さて、この日は夕方から特に予定がなかったので、せっかくのフロリダ半島東海岸ということで夕日を見に行くことに。

たどり着いたところは・・
ここはどこ?



無音、無風のトワイライト。
100%の凪。
あまりに穏やかで、地球が丸いことを感じさせませんでした。
波のない海、一点の曇りもない凹凸のない空。これは、まるで舞台なの??遠近感がなくなるような不思議な感覚になる光景でした。

ミステリアスな夕方でした。

そして暗くなった道の脇を、あいつが、あの口の大きな奴がいるんじゃないかとやたら警戒してしまう私たちでした。
(結局、NASAでしかワニはみませんでした。)