中年の危機、って言葉がある。
人生を振り返り、これで良かったのかな?と深刻になること、と言ったら簡単すぎるだろうか。
40代になって、ちゃんと茶道を身につけてみようと思って、着物の着付けも含めて、勉強してる。
めんどくさいけど楽しくて、楽しいけどちょっとめんどくさい。けど、立ち止まってる暇もないような気がして、充実した気持ちにもなるのでやっている。
着物を揃えたり、着方だけでなく姿勢も意識しだしてから、お腹まわりの贅肉がへってきた。
一か月くらいかけて、自然とお腹がへこんできて、
ひとりじわじわと嬉しくなっている。
それから、お茶のお友達と、いろんなお茶会を訪ね歩いている。
何か身につけようとする姿勢は、張り合いがでるし、とにかく燃えつきなければ、良いことが多いのではと思う。そして伝統の世界では40代はぴちぴちだ。若い気持ちでいられて嬉しい。
また新たに、どうやって生きていこうと、模索してる。
いきなり大きくは変わらないことに諦めずに、
少しずつの変化や成果を糧に、ローマは1日にしてならずで、積み重ねていくこと、
その1日が人生であって、その日々に納得できていたら良いのだろう。
いつかは何も持たずに去るのだから。
しかし、そうシンプルには、問屋が卸さないのがまた私の質なのだった。
同時に全く違うことをしたくなる、、
正反対を行き来する、という相剋、
誰に話すわけでもない胸の内と語りながら、
アクセルとブレーキを踏みながら、
最終的に自分の人生に納得していく、それが大人への道なのかなと思いながら。