きょう電車にのってたら、ふと前の方に立ってる女の子が読んでる文庫本の表紙が目に入った。
「風神」
と書いてある。
を連想したり、一瞬にして、
「なんかいい感じだな、どんな本だろう」というフィーリングをもつ。
デザインも鮮やかな若葉のような色。
よく見ると、
萩原則子、と著者名が見えた。
はっ!!!!
あ、あの人は!!!!!
中学から高校の時に、人生で1番好きな小説だった、
「空色勾玉」の作者!!!
わぁ〜!!!
新刊でてる!!
そりゃ当たり前か、もう何年もその名前を見てなかった、調べてなかった。
あ、、あれ読みたい!!
とたまらなくなり、すぐさまAmazonを検索すると、
知らない間にたくさんの著書がでていて、
もうソワソワソワソワした、とりあえず、3冊購入!
すごい楽しみできた。
中学生の頃に、学校の図書室の司書さんが教えてくれたのだ。
たしか、たまたま空色勾玉を借りようとしたときに、白鳥異伝ていう続きもあるよ、このシリーズすごく面白いのよね、と。
古事記をベースにしたファンタジーで、何も知らず読んだらクリティカルヒットした。
自分がなんでこんなに古事記がすきなのか分からないのだけど、
大学ではじめて古事記の授業を受けたときに、この大学で1番面白い授業だ・・と思った(のは私だけだった)けど、やっぱりそのイメージのベースは、ずっとずっとこの空色勾玉に起因するものだった。
中学生のころって、まだ小学生から続いた心模様だから、なんだか今とは違いすぎるけど、
空色勾玉は私の初恋のようなものなのだった。
大人になるって自分を知っていくようなことだ。
まだ何も知らなかったころに出会った小説。
ファンタジーは自分の心の原石に再会させてくれる。
本が好きで、読み出すと最後まで読むまでやめられなくなったりしてた。
なんだか色々、思いだした。
読書は貴重な楽しみだ。