かえってきた⭐️cui cui diary〜 ティータイムにessayを。

おもに旅日記、日々の中の新鮮さを保つこと。

はじまりの国、アイスランドへ。さいごはブルーラグーン編。

コンラッズゲストハウスで最後の朝。

これまで「1日1餅、力持ち!」で食べてきた残りのお餅を食べてしまおうとキッチンにたつと、急に創作意欲が。笑
自炊用に買って残ってたニンニクとバターで焼いて、ライムをしぼって粉チーズをふって食べたら、美味しかった!
うふふ❤️
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↑家に帰ってからもやった。こういうチマチマしたものが好き。
 
そして、食事のあとはちょっと丁寧にキッチンとダイニングテーブルをふいた。みっちょんはいつも率先して洗い物をしてくれる。
(たぶん私たち2人とも、掃除が好き。)
ゲストハウスよありがとう・・と思いながら拭いていると、ほんとに有難い気持ちになった。じーんと幸せな気持ちになる。
「あ、ありがたい・・」というきもちは胸が「じーん」と することで、この感覚が「幸せ」と感じるんだなぁとおもった。
 
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そしてお部屋よありがとう❤️
 
最後には、ここのオーナーのステラさんに偶然にも会えた。トナカイの彼は息子さんだそうだ。アイスランドでゲストハウスを営む暮らし
かぁ。支払いも無事終わっていたので安心。
 
さて、今日はまず目の前のハットグリムス教会へ。展望台にのぼる。
エレベーターにのると、中で賛美歌がかかっていて、なんだか「あ・・」と耳がすいよせられた。
ずっと静けさの中にいたので、音が染みてくるようだったのだ。
展望台から街を見下ろす。
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雪が降ったら真っ白かなぁ。冬にはレイキャビクの街中でも普通にオーロラが見れるという。
こうしてゲストハウスで例えばみっちょんはきっと編み物とか絵を描いたり、わたしは本読んだりウクレレ弾いたり、はたまた外を眺めながら一緒に料理をしたりして。
のんびり好きに過ごしながら、「あっ!オーロラでた!」と温かいところから外に駆け出していく。
そんな過ごし方が私の夢だったりする。この静けさは私は好きだ。
(オーロラから音がするって本当かしら。シャラシャラ・・という感じかなぁと想像。)
 
教会をあとにして、私たちは数日まえにSさんに教わったカシミールカレーを食べにいき(バターチキンカレー美味しかった!)、そしてバスにのり、ブルーラグーンへと向かった。
 
お天気がだんだん悪くなってきて、ブルーラグーンに着くころには雨がふっていた。
ここは空港に近いので、ブルーラグーン⇆空港のバスがあり、スーツケースも入り口で預けることができる。ミーヴァトンのネイチャーバスは地元の人も訪れるところだったけれど、ここは完全に観光化している。
 
あんなに閑散としてたアイスランドの中で、ここだけが長蛇の列。受け付けで、入場料のほかに、
あ「バスローブかしてください。」
ブ「はい。10ユーロです。」
あ「あとサンダルも」
ブ「プラス10ユーロです」
という感じ。せちがらい・・。
 
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地熱発電で温まった海水をスパに利用している。ぬるくて、とても寒かった!ミーヴァトンのネイチャーバスの方が地元の方もいてのんびり楽しめ、お湯も温かかった。しかし間違いなくスパとしては巨大で、みっちょんは足がつかないとこもあったり。でも色んな壮大なアイスランドを見てきたあとに、何となく感動が薄まってしまったのは否めない。私があまり混んだことろが好きじゃないということもあるかな。。
世界中の温泉行くのを夢みて、イギリス、アイスランドのspaに訪れることができた。けれど温泉はやっぱりJAPANかも。という思いが湧く。
 とはいえ、シリカゲルという有機物の入った真っ白な泥のパックはぬかりなく顔にぬりたくる。
パックを落とし終えたあと、この巨大プールを横断していると、アジア人の女性に、
「Hi」といわれ、無言でじっとみられた。
???と思っていると、みっちょんの頭上にピカっと電球がともり、「オーバーゼア!」とシリカゲルパックのカウンターを指さした。女性はサンキュー!と言って去った。
一連のやりとりを私はぽかんとして見ていた。
よくわかったなみっちょん!テレパシー?
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スパから上がり、コスメなど充実の売店でお買い物、わたしは耐えきれずお寿司を買って食べてしまった。美味しかったぁー!日本のお米を食べたら急に身体に力がみなぎる。笑
 
そして、我々は一度ケプラヴィーク空港へ。
 
フライトは明日だが朝早いので、今日は空港近くの宿に泊まる。空港で電話をして送迎を依頼することになっていて、みっちょんが電話をすると、こちらが「ハロー!」と言っただけで、「いま空港ですね、ではこれから行きます!」とすごい勢いで話がまとまり、お迎えがきた。
 
ゲストハウスバイアレックス ケプラヴィークへ。
私たちの泊まる部屋は、草原の中にたつ小屋(コテージ)で、とりあえず荷物を置きに部屋に入ると、なんとなくかび臭かったので、まるで呪術みたいに部屋の四方にアロマを垂らした。よしっ。
 
最後の夜、私たちはどうしてもタイ料理が食べたくて仕方なかった!
ケプラヴィークのダウンタウンまでタクシーにのって、タイ料理で最後の晩餐!
タイ料理、バンザイ!!世界のどこにでもあって、世界のどこでも美味しくて、ほっとする!
 
私はパッタイ、みっちょんはトムヤムヌードルを食べた。
はぁ。無事にここまで過ごせて良かったね。なんだか感謝を述べ合うふたり・・。
私たちのこういうところが好きだ。
みっちょんが海外に暮らしたことで、こんなに私の世界も広がった。世界のどこででも待ち合わせできるんだね、と価値観が変わった気がした。
去年と今年と、私も一緒に冒険できて、本当に本当に楽しかった❤️
 
またいつか、一緒に旅がしたいな。
 
宿に戻って、寒風吹きすさぶ路地を歩いて、わたしは本館にシャワーを浴びに行った。
スパですっきりしたはずなのに・・と思われるだろうが、ブルーラグーンは海水だったため、しっかりシャンプーしなかったわたしの髪の毛はごわごわの塊になってしまったのだった!みっちょんに、「なんか犬みたい・・」と言われた。
シャワーを浴びて、またすごい風のなか小屋まで歩く。草原の中にぽつぽつある私たちのロッジまでたいした距離ではないのに、風にはばまれて遠く感じた。
 
今日は特別風が強く、窓の外に草原を吹き抜ける風のうなり声を聞きながら、眠りについた。あんなにずっとお天気良かったのに、あんなに静かだったのに、まるでアイスランドが悲しんでいるようだよ。と、相変わらずメルヘン思考で。
 
翌朝、0430起き!
眠すぎる!しんど!
5時の送迎で空港へ。空港は混んでいた。私はアップグレードしたかったのでカウンターに並ぶ。(結局ここでは出来ず、ヘルシンキ空港でFINAIRのアップグレード成功!快適に帰ることができた。)
 
最後に、空港内のブルーラグーンのお店で、みっちょんオススメのリップと、シリカゲルパックを購入。唇が敏感なみっちょんがオススメなら間違いない。(確かに良かった!ジェルのようなリップで、ノビが良くて持ちも良い。)
 
ぐったりしながらも腹ごなしをして、いよいよ時間だ。
いよいよお別れだ!
うぅ〜〜ありがとう〜!!
と抱き合い、現地解散!
こうしてそれぞれの帰路につき、アイスランドの旅は幕をとじました。
 
帰ってきて、成田では遅れることなく荷物が正確に、しかもすべて取っ手が上になって同じ向きに揃えられて(!!)でてきたことにびっくり。すごいけどなんか、ちょっと真面目すぎる感じにみえた。
アイスランドでは空港の荷物レーンでお客さん同士が「ちょっとその荷物とって!」と知らない人に頼んでいた光景を思い出して、なんだか色々な面で気軽さがあってすごく良かったなぁと思った。
 
不便があれば自然と助け合うし、その状況を笑いにするユーモアも生まれるし、悪いだけじゃないんだなぁと思った。
日本のおもてなし、堅苦しくならない程度がいいな、と思う。
 
海外旅行て、観光だけじゃなくて、色んな刺激をうけるなぁと改めて感じた。
 
またどこかに行きたい。
 
では最後に、今回はゲーテの言葉でしめくくりたいと思います。
 
『若き日に旅をせずば、老いての日に何をか語る』❤️
 
またどこかに行きたい❗️