かえってきた⭐️cui cui diary〜 ティータイムにessayを。

おもに旅日記、日々の中の新鮮さを保つこと。

鴨シー is No.1!!

このあいだ友人と、友人の子ども(3歳)と、
一緒に鴨川シーワールドに行ってきました。

私はこれで3度目ですが、間違いなく、日本で一番好きな水族館です

アクアラインを抜けて海を見ながら千葉に渡ると、南国のような青い緑(なぜ緑は青いというのだろう?)と、田んぼの景色にむかえられ、空気の美味しさにわくわくします。

それから小一時間ほどで鴨川シーワールドに到着。ここは海に面しているので、とても開放的な景色。

 

鴨シーの目玉はなんといっても、圧巻のシャチショー!、そして白イルカのベルーガ
(あぁまた見に行きたい・・・。)
もちろん、イルカもいるしイルカショーもある。

そして良いのは全体の構成で、この目玉以外の小さな魚の展示が、実にコンパクトにまとめられているところです。
(そしてグッズがたくさんあるところもまた、まんまと買ってしまうわけです。)

 

この日は、まずシャチショーを見に行きました。巨大プールでのシャチ4頭と4人のお姉さんによる迫力のショーです。
白と黒の巨体が空中に舞う度に、バッシャーンと客席に容赦なく水しぶきがふりかかり、さらにはシャチが客席にお腹を見せて泳ぎながら、
巨大うちわのような尾ひれでバシャバシャと海水を浴びせてきたりもします。
客席ではカッパが必須で、このスリル感がたまりません。
さらにこの日はなんと「サマースプラッシュ」開催期間ということで、「ずぶ濡れ注意」と書かれおり、ショーの前にもずいぶんとご注意ください!とアナウンスが。

でも前方の席はいつでも満席で、みんな濡れる気まんまん、まるでライブの前のような空気感が漂っているのです。

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サマースプラッシュとはいったい??!と思ってそわそわしていると、
ショーの後半お姉さんたちが客席にあがり、シャチは逆さになり尾ひれだけ水上に出して待機。
お姉さんがまるでクシャナ巨神兵に対して「焼き払え!」と指示するシーン)のように手を振ると、シャチがたちまちにその尾ひれで容赦なく滝のような水をかけてくるのでした。

客席の前半分は、みんなカッパ姿でうつむき、まるで滝行のように水を浴び続けている!
はじめから水着で挑む子どもたちもいるし、カッパをきないでびしょ濡れになってハイになる人もいるし、まさかこんなだとは・・!と途中で避難する人もいる。

 

わたしたちもやや後方の席で、でもびっしゃーん!と海水をあびて大興奮。
シャチはいつも想像の2割増しに実物が大きく感じる気がします。

ショーの間、ふたりのお姉さんが水中にもぐり、シャチの口先にのって現れたり、シャチの口先に立ち上がり、シャチとお姉さんが一緒に放物線を描いて大ジャンプしたりの大技が見られます。
その迫力とかっこよさに、なぜか涙ぐむ・・。

この日はシャチショーを午前と午後の2回みたのですが、午後の回で少し、お姉さんとシャチの息がずれているような時がありました。
シャチの背からお姉さんがステージにポンと上がることがあるのですが、
その時に少し勢いがありすぎて、失敗ではないけどやや着地に苦戦することがありました。
3回目の時にお姉さんはシャチの背で、少し厳しい表情で背びれをパン!と叩きました。
無事ステージに上がったのですが、まるで少しシャチをクールダウンさせるように、魚ではなく氷を与えていました。
細かなコミュニケーションの調整を本番中にはかる、その真剣な表情が垣間見え、わたしは少しどきどきしながら見ていました。
そして最後の最後に、また水中に潜ったお姉さんがプール中央でシャチの背に乗ってあらわれ、そのままステージ中央目指してシャチが進み、お姉さんは背びれで体を支えながら、
高々と右手人差し指を挙げました。
そして、シャチごとステージに上がり、観客へ「No.1!!」と笑顔を見せたのです。
最後は息ぴったり。お姉さんの誇らしげな表情に感動しました。
そしてとても安堵した様子でシャチを全身で褒めていました。

 

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さて大興奮のシャチショーとは対照的に、白イルカのベルーガはゆったりまったりとした雰囲気を身にまとい、いつまでも見飽きることがありません。
バンドウイルカと、やっぱり全然違うのです。
背びれもないし、ぼよぼよぷにぷにしてるし、ものすごくマイペースで少しだけいじわるな感じです。
ベルーガのショーは学術的な研究結果をみせようとするもので、
ひと味変わっています。超音波で手品のようなことをしたり、「おはよう!」
や「ピヨピヨ!」としゃべったりもします。

 

ベルーガに関しては、ショーよりもただただ、水槽の中を泳ぐ姿を見るだけで本当に飽きることがありません。
興味しんしんのため、ちょっと気を引きたくもなり、なんちゃってテレパシーをやってみましたが、
すい〜〜と泳ぎながら一瞬「うん?」と閉じた目をあけて、首を最小限傾けてこちらを見ただけで、そのまま自分の世界に戻り、ぶ〜〜〜!とうんちをしたりしていました。

でも、子どもには違います。

子どもはしっかりと見て、関心を示していました。

 (そして、なにげにいつも、ベルーガと一緒にいる小さな小さなネズミイルカも面白いです。
ショーでも紹介はされるけれど、とくになにもしません。)

 

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心つかまれてます・・。この白イルカ、ナックというのですが、なんだかすごく、個性を感じませんか?

なんだかとても、会いたくなります。見に行けてほんとに良かったなあ。

 

ベルーガがいる限り、鴨シー is No.1!!

 

さてこの日は友人のお子も、とても興奮して楽しかったようで、帰りの車ではずっと「シャチさんよかったねぇ。」「シャチさん、白と黒」「シャチさん、バッシャーン、したねぇ。」
と話していました。

うんうん、そうだね、わかるわかる!

その「ばっしゃーん!」のいみ、わかるよ!

と心から相づちをうちながら、帰ったのでした。