かえってきた⭐️cui cui diary〜 ティータイムにessayを。

おもに旅日記、日々の中の新鮮さを保つこと。

南仏の夏休み〜ニースの1日 午後編〜

無事にスーツケースを手に入れ家に戻った。と言いたいところだが、戻りがてら、アパート近くのブティックが気になり、明日は日曜で今日しかないからと、いくつかハシゴしてしまった。ベロアの可愛いワンピースがあって試着するも、思ったより丈がミニで、少し悩んで買うのをやめた。

そうそう、もし荷物が出てこなかったら、服を買おうと思っていたので、もう目だけはウィンドウショッピングをしていて、荷物が出てきても物欲は残ってしまったのだった!

4軒くらい見てようやく買い物を切り上げ、お家にもどる。
やっと着替えられて、そして日本からのお土産を渡すことができた。

外はかなり暑くなってきた。
これは泳げそう!ということで、ランチを食べに旧市街に行きがてら、海で泳いでこよう、となった。
服の下に水着をきて、出かける。


この広場を抜けると、旧市街。
(泳ぐことを考えてカメラを持たなかったので写真がほとんどない。)

日差しが本当にまぶしくて、サングラスは必須だった。旧市街はとても入り組んでいて、それはこの日差しを避けるためだという。

友人オススメのビストロでランチをした。
初、フレンチ。
テリーヌとか、牛タンのシチューとか。フレンチって、こってりしてる。
紙袋に入れて出される、お代わり自由のパンがすごく美味しかった。周りはパリっと、中はもっちり。

入り組んだ路地に所狭しと色んなお店が並び、アロマやハーブのお店もたくさん、アロマは食べられますよ、と言っていた。
フランス式アロマはメディカルアロマであることを思い出す。食べられるラベンダーのオイルは、少し香りが軽かった。
プロヴァンスのラベンダー満開の時に来てみたい。

かなりの暑さで、アイスを食べながら海に行った。

ニースの海は砂浜じゃなくて玉砂利だ。
たくさんの人が、泳いだり、石の上に寝て焼いたり読書をしたりしていた。

私たちも、海に入る。ビーサンを脱ぐと、石が痛くて痛くて、強力足つぼを施されながら歩いてるようなもので、悶えながら海に入った。しかも波打ち際のほうが石が小さくてまた痛い。クロックスを履いてる人がうらやましかった。波がけっこう強いので、転んでしまったら波に揉みくちゃにされそうだった。というか、揉みくちゃになっているお婆さんがいて、ひやひやしたが大丈夫だった。

海岸から何か叫んでいる人がいると思ったら、遠泳の?レースをしてるようで、続々と選手たちが通過していった。選手たちの行く手を阻まないよう、海水浴客たちに叫んでいたのだった。

暖かな地中海。突如足がつかなくなるくらい深いが、浮いているだけで気持ちいい。
しばし遊んで、水から上がる時もまた拷問のように足が痛くて、しかも波に遊ばれないよう、四つん這いになってなんとか上がった。

海岸の玉砂利の上に寝転ぶ。まるで暖かさも大きさも、スパのホットストーンのようで、すごく気持ち良かった。フランスの人は表も裏もよく焼いていた。

旦那さんの背中がヒリつきはじめたところで、家に戻ることにした。
水着にサングラスでニースの街を家まであるき、ここには私たち以外知る人もなく、浮かれている以外のなにものでもなかった。

とにかく熱い、日差しが刺すように強烈、でも風はさわやかな南仏の気候だった。
歩いてるうちに身体もけっこう乾き、家についても水着のままバルコニーでくつろぎ、浮かれていた。

さてこのあとどうするか、と相談をして、エズという村に行くことにした。
エズは高台にある小さな村で眺めもよく、サボテン公園があるという。
サボテン?!何だか急にそそられてしまい、タクシーで行くことにした。

続く