かえってきた⭐️cui cui diary〜 ティータイムにessayを。

おもに旅日記、日々の中の新鮮さを保つこと。

ドレッシング

数年前からドレッシングランキング、不動の一位に輝く、私の中で勝手に「ニューヨークスタイル」と名づけた味付けがあります。

⭐️ニューヨークスタイル⭐️ドレッシング
・オリーブオイル
・レモン
・塩

以上!簡単でシンプルで飽きなくて最高です。

数年前に、ニューヨークから日本にやってきたとあるステーキレストランにいったのですが、大量の牛肉に少々疲れ、サラダをたのんだところ、葉ものだけのサラダがとってもシンプルな味付けで、余計な水分はきちんと除かれすごく均一に綺麗に味付けされて出てきたのです。

すごく美味しくてすぐさまおかわりして、ステーキレストランで1番美味しかったのものは、サラダ🥗という思いででした。

これは良い!と思い、
ニューヨークスタイル⭐️と名づけて家でもやるようになりました。

そして最近、ニューヨークスタイル⭐️の、姉妹版ドレッシングを考案しました!

今度はややアジアンスタイル⭐️で、
・ごま油
・レモン汁
ナンプラー
・塩
です。
タイに詳しい友人が、ナンプラーとレモンとお砂糖で味付けしていたのですが(それも美味しそう)、ニューヨークスタイルに寄せてみました。笑

いつでもさっとできるほど簡単で飽きなくて、野菜の味もちゃんと味わえるシンプルなところが気に入ってます。

それでは最後に、こちらで締めくくります。
『飽きないオンナは良いオンナ
飽きないドレッシングはニューヨーク⭐️』
(↑色々ぱくっています・・。)

お後がよろしいようで。m(__)m

モーニング❤️

今朝は近くにすむ友人夫婦とカフェモーニングをしました❤️

引っ越してからわりと楽しんでいる週末モーニング!やっぱりいいなあ〜

朝カレーのあるがっつり系のお店にしました。しかもとっても手ごろな価格です。

迷った結果、3人で4つ頼めばいい!ということになって

ベーコンエッグ
フレンチトースト
カレー
ホットドック
をぺろりとたいらげました。

そしてやっぱり、
『モーニング 食べて帰れば もうお昼』
なのでした。

満足です😋❤️
あぁ眠い。


空の見渡せるお家で幸せです。部屋からの眺め。

平成、一般参賀。


1月2日に、はじめて皇居の一般参賀に行ってみました。

2017年は皇室のニュースが多かったせいか、この日は平成最多の12万人が訪れたそうです。

相当待つ事を覚悟して、暖かいお茶を水筒に入れてもっていきました。
桜田門から入ると、手荷物検査があり、水筒の中身を飲んで見せてくださいと言われ、
熱々のごぼう茶を飲んで見せました。笑

中にはすごい数の人が、北・東・南のブロックに分かれて、さらに1〜8の列に分かれて整然と並んでいます。

ここからニヶ所の橋を渡り、大広場に入るのですが、人の入れ替えだけできっかり1時間かかっていました。

1時間に一度のご挨拶は、皇族のご都合ではなくて、人の入れ替えにかかる時間でした。

3つのブロックから順番にすごい人が移動して、誘導されていく様をみていると、昔の中国や日本の戦で、何万の兵士が集まる様子を連想してしまい、12万人の民衆は警察と皇宮警察によってまるで兵法のように、万事無事に誘導されて行ったのでした。

広場に入ると物凄い人が、押し合うわけでもなく、整然と待っていました。一人だけ前に行こうとして割り込んで来た人がいたけど、むしろ割り込む人が1人しかいないことが奇跡的です。
建物がもう少し高いところにあれば、全員が見れたのですが、この高さではほとんどみえず、前の人の隙間から片目だけ見える、ような感じでした。でも周りの人たちも不思議と、見えないねぇ、でもここに来られたのだからそれで良い、というようなことを口にして、お正月だからか、苛立つ人は居ませんでした。不思議なものです。すごいことだと思います。

それでも姿が見えると気持ちは高まり、みんな旗をふり、手を振り、私も高まる気持ちをなんと言ったらいいのか迷いながら結局、「わぁ〜〜!」「おめでとうございます〜!」と手を振っていました。

陛下がお言葉を読まれているとき、美智子様が全身全霊で寄り添われているのが、どんなに遠くからでも分かりました。

かろうじて一部始終が見えたので、「いま割とこちらを向いている!手を振っている!中央に集まった!そろそろ戻られる!」と見えること全部を実況中継して見えない人にも伝えました。
最後に門を出るまで、すべて滞りなく流れ、ピースフルでした。日本の自慢できるところだと思います。

都内に住んでいるならではの、お正月らしい出来事でした。

年賀状2018

92年に親戚のおばさんが、写真をみながらサラッとうちの犬を描いてくれて、それを横で完成するまで見ていた小学生の時のことが忘れられません。

去年、その時の絵をおばさんが思い出して送ってくれて、今年年賀状デビューさせました。

ビーグルで、ダンボという名前でした。
食べることが大好きで、この子が食べなくなったらその時が最期だねぇなんて言っていたら、なんと亡くなる2時間前にバナナをペロリと一本食べたのでした。
あっぱれな最期でした。
我が家らしい犬だったと思います。

我が家は(主にワンチャイが)食べることが好きで、レストランに行くことが、恒例の家族イベントでもあります。

さして大した会話はなくても、ご飯を一緒に食べることで、時間と歴史を共有するような、1枚1枚重なっていく時間をつくっているんだなぁと思ったりします。我が家は食事の風景が大切な歴史と思い出になっています。

2、3年前からお正月に行くレストランがあって、今年も家族揃って行くと、奥の席には去年も来ていた男性のカップルが1組来ていました。静かに寄り添うように過ごす穏やかな2人なので、とても印象に残っていました。

それぞれどんな1年を過ごしたかわからないけど、今年もまた揃って訪れて、食事をしている。穏やかな2人の姿を見て、なんだか暖かい気持ちになりました。
これまでは変化や新しいことの方が好きだったけど、だんだんと、毎年同じことが出来る有り難さ、みたいな事を思うようになっているのを感じます。

また来年もこの光景が見れたらいいなぁ、と思いました。

気配

このあいだ、仕事が終わって外に出て夜空を見上げると、そこにはピーーーっと動く星があった。その迷いのない動きから、衛星かなと思った。
最近は安価な小型の衛星も打ち上げられるらしいから、たくさん飛んでいるんだろうなぁ、となんだか知った風なことを考えた。前にも何度か見たことはあったから、たくさんあるうちの1つなんだろうと思ったのだ。

その動く星は一定の速度で一直線に、かなりのスピードで過ぎ去っていった。雲に隠れるまで見届けて、よしっ、と帰路についた。

そして翌朝のラジオで、あれは国際宇宙ステーションだと知った。あの星には人が乗っていたのだった。

偶然だけど、ふと目に入る。
その「ふと」には、頭で解釈しきれないことがあるのだと思う。
直感的に感じとったものに、頭が解釈するまえに身体が反応すると、「ふと」したことになるんじゃないだろうか。

偶然に見えて、偶然じゃないのだ。
その気配を、頭より先に知っていたのだと思う。


今日はお昼に黄金色の銀杏をながめていると、後ろから小さな女の子に見つめられていた。
振り返ると2歳くらいの女の子がつぶらな瞳で、じーーっと私をみてフリーズしている。

私も見つめ返す。なんだろう??まっすぐに見つめ合うのは楽しい。
大人だとそこに理由が必要だけど、こんな小さなこどもはただただ見てくる!

こんにちは、といって手を出すと、手をのせてくれた。(犬みたいに接してしまったかな?!)

何か興味を持ってくれてるのは、すごーくわかる。まっさらな好奇心で。私はももちゃんに「発見」されたのだった。
目を見つめていると、何もないけどなんか「うん。うん。そうだね。」とうなずきたくなる。子どもは目で語る!

何をどうしても見つめ続けているので、親御さんが次第に焦りだし、
「も、ももちゃん??ほら、お姉さんも困っちゃうよ。どうぞ、行ってくださいね。ほら、ばいばーいって。も、ももちゃん??」

と行って、わたしもばいばーいと手を振って歩きだしたけど、ずっと見ているももちゃん!
振り返ればももちゃんも振り向く。
しまいにはお父さんに抱っこされて見えなくなった。

何だったのかなぁー!

でも子供の気配はまっさらで、純白のようだった。ももちゃんにはどう見えていたのかな?

ベスト⭐️旅アワード✈️

色々と旅行記を綴ってきましたが、
個人的に振り返って楽しかったマイベスト旅アワードを書きたいと思います。

ベスト⭐︎プランニング大賞⭐︎
『島根、阿部家と奥出雲の旅。』です

中身がなかなか個性的!な旅でした。
島根といえば出雲大社ですが、我々は、
「いま島根であついのは阿部家!そして奥出雲の餅!」というローカルな旅。
(過去ブログでは阿部家について触れませんでした)
阿部家は、石見銀山のある大田市のほうで、群言堂を手がける松屋登美さんが暮らす古民家の宿です。「ここには全てがある」、という大田から手作りの暮らしを発信するクリエイターの松屋さんご夫妻。いまでは100人以上の雇用を生み出す事業にまでなった。これはあついでしょ!と思い、腰かる〜く行ったのでした。当時は予約もとれましたが、今はどうかな?現代の口コミの威力はすごいです。ここの素敵なお風呂に友人と3人で入ったのがなつかしい。

そして餅好きの私が、当時の職場のグルメな上司に、一番美味しいお餅は?ときいたら「奥出雲のまるいし。」ということで、阿部家の翌日、奥出雲へ飛んだのであります。
奥出雲のあの棚田の風景、奥まってゆく不思議な雰囲気、水のきれいさ、たたら製鉄のこと、ヤマタノオロチ伝説の里、そしてパキッ!!と充電させてくれた温泉と朝日のこと。ほんとに良いところでした。

島根に行くなら、阿部家と奥出雲はオススメです!!(個人的にはとくに奥出雲。)
人もすご〜〜く、良かった。最近はよく奥出雲への移住をすすめる話を聞く。もし田舎暮らしに興味がある人がいたら、ひとつの参考になるかもしれない。

ベスト⭐︎ミステリー大賞⭐︎
ストーンサークルグラストンベリーの旅』

忘れられない夢のような旅。そして当時の自分がやりたいことを全部やりきった、と思った句読点のような旅。これ以降、やや暗中模索期間に入った。
ミステリーは美しく平和にそして力強く、そこにあった!イギリスは美しい!

ベスト⭐︎リピート大賞⭐︎
『富士周辺、河口湖の旅』
色々なところに行ってみたいので、1回行けばかなり満足なのですが、富士山の姿は何度でも拝みたいです。登りたいとは思わないのですが。
その気持ちを自覚するようになり、今年は5月〜8月のあいだに、三回も河口湖に行きました。異例です。私は富士山の姿がとても好きです。(そして河口湖周辺のほうとうは、「小作」がオススメです!色んな種類があります。混むけど回転率が良いので待つべし。)


ブログには書いてませんが、カヌーにも乗りました。
富士山からはいつも爽やかな風がふいてます。自分の中に似たものがあり、キラキラ洗われていくようです。日本人だからでしょうか、自分のルーツをかんじます。

そしてこのような方程式を発見しました!

ヨシナガムチゴケ

苔を見にいったときに、科学博物館の先生がすごく面白い苔のカルタをつくっていて、みんなでそれを読み上げたりして、色々名前を教わった。

素人には一回じゃ覚えられないものも多かったけれど、ふとした時に名前が頭をよぎって、あっ覚えてた!と思うものもあった。

教わった中のひとつに、ヨシナガムチゴケ、というのがあった。
たぶんヨシナガさんという研究者が発見して、ぺろっとめくると裏にムチのような細長いものが二本ついている苔なのだ。

その姿はなんとなく、エブァンゲリオンの第三使徒サキエルぽい、と私は思った。思っただけで誰にも言わなかった(のでここに書いてる。)。

先生、このムチのようなものは何でついてるんですか?
と聞くと、
先生は苦笑いしながら、
「生物の研究で、機能を解明するのが一番難しいんだ」、と言った。
つまりまだ分かっていないのだそうだ。

苔の世界はまだ謎が多いようだ。

でもきっと、生きていくのに無駄なものはないんでしょうね(無駄なものをわざわざ生き物は身体に残さないんでしょうね)、とわたしが言うと、
おぉ、名言だねぇ。
と先生は顔をほころばせた。

けれど、同時にふと思い浮かんだのは、
かの叶恭子さんが、「何も入らないバッグ」をコレクションしていることだった。

何も入らないほど小さく、バッグとしての機能を果たしていないのに、デザインのためだけに存在するバッグ・・。そしてそれをコレクションして愛でる感性と余裕・・。

そして思わずすぐに口をついてしまった。
「でも意味のないものを持ち続けることのほうがかっこいいかもしれない・・」
と言ったら、先生は「ん??」という顔をした。

その小さなバッグは小さな輝きで恭子さんの心にマーベラスな栄養を与えるのだろうか。
夕日をみたり、風にふかれたり、木を触ったりして私が何かをもらうように。

人の感性は「生き残る」という生き物のテーマを超えたところにあるようだ。