かえってきた⭐️cui cui diary〜 ティータイムにessayを。

おもに旅日記、日々の中の新鮮さを保つこと。

2019.12月フロリダ旅行記⭐️①

2019年12月にフロリダ⇨ニューヨークの旅にいった。今思えばコロナ流行前のぎりぎりのタイミングで、行けて良かった。フロリダでは友達の長年の夢、”野生のマナティと泳ぐ”というミッションをついに叶えるため日本から飛びたった。


今回の旅の始まりは、フランスに住む友達夫婦とフロリダのホテルで集合することに。私が14時ごろに先に着き、友達は夕方の便で到着予定なので、ホテルで合流できるまで1人なのでドキドキ!
まずは成田からテキサスのダラス空港で乗り換え、フロリダのオーランド空港にいく。
ヨーロッパへの旅行ばかりだったので、アメリカでの乗り換えは初めてで、ホテルまで無事着けるかちょっぴり不安。航空券をとる時にもどこで乗り換えようか迷い、広い広いアメリカの治安はいかに、テキサスてなんか怖い??、、カウボーイいる?!と、なんの根拠もない不安を抱えながら調べていると気になったのは、国内線への乗り換えは預けたスーツケースを一度受け取り、再度預けなおさないといけないとのこと。
乗り換え時間は1時間半なので間に合うのかドッキドキ!ヨーロッパ乗り換えは荷物は別で積んでくれるので、今回は色々気が抜けないなぁと思って出発した。

昔の日記を振り返ると、アイスランドに行くときには「ヘルシンキで乗り継ぎ時間50分でダッシュした!お土産も余裕で買えた。」と書いていた自分がいて信じられなかった。あの頃は一人の乗り換えもはじめてで、’はじめて’とは、希望しか見ないような、そういうエネルギーで支えられているのである。無知と勢いって恐ろしい。今のわたしはそのエネルギーはなく、アメリカで迷子になりませんように、、と祈るばかりであった。
いつもより少しそわそわしながら空港でwifiレンタル、両替などして、恒例の出発前のうどんを食べて飛行機に乗る。

機内では幸運なことに気さくな日本人マダムと隣の席になり、とても良い方でずっとお話しできた。マイアミにご家族がいて、とても良いところだと教えてくれた。真っ青な海にかかる橋の、1番先にある離島がとても綺麗なのだそうだ。マイアミにいつか行くときは連絡してね、と連絡先を教えてくださった。お話ししていたら私もようやくリラックスできて、これから向かうところがきっと素晴らしいところなのだということが伝わってきて、楽しい気持ちになった。お陰でフライト時間はあっという間で、とても安心した気持ちでテキサスに到着。この幸運にとても感謝した。乗り継ぎのため時間があまりないので機内でお別れをして、急いで飛行機を出た。

気がかりだった預け荷物の一時受け取りと、再度預けるまでは、とんとんといった。必ず必要なことは誰かが自然と教えてくれる、必要な単語だけは通じる、という感じで、少しでも困った感じでいると必ず向こうから声をかけてくれるこの感じ、さすがオープンなアメリカ、ヨーロッパとは違う、と思った。不思議なくらいとんとんと順調に、オーランド行きの国内線に乗れた。
狭い狭い満員の国内線にのり、オーランド空港に到着。

着いたのは小雨ちらつくフロリダのオーランド。南国らしい湿気の多い空気だった。空港からタクシーでホテルに到着。ホテルは空港から近くて、やっと着いたとホッとする。早く部屋で休みたくてチェックインしようとしたら、なんとできない。英語をなんとか解読すると、予約時に私は名前しか登録されておらず、クレジットカードの番号が登録されていないとかで、予約者本人(友達)に私の身分確認をしないとチェックインできないとかなんとか。
その予約者である友達は今はまだフランスからの飛行機の中である。連絡はつかない・・。友達の到着を待つしかないということである。
残念すぎたけれどフロントのスタッフもいじわるではなかったので、納得してしょうがないのでロビーで待つことにした。

20時間くらいの長いフライトで疲れきって頭が回らず、とりあえず荷物はフロントで預かってもらい、空いていたのでロビーの大きなソファーに横になってしまった。小さなホテルの小さなロビーには、クリスマスツリーがあった。そうだ、暖かいけど今は12月なのだ。田舎で人もほとんどおらず危険な感じもしなかったので、そのままリュックを枕にして、思いのほかふかふかのソファーで仮眠をとった。

しばらくうとうととしていたら、そっと肩をたたかれた。パトラッシュ、来てくれたのかい??ぼく疲れたよ、、という気持ちで目を覚ますと、ホテルのスタッフが、部屋の用意できたから入っていいよ、と言った。一瞬なんだかよくわからなかったけど、よく聞くと前払いですでに支払いされてることが確認出来たので、入っていいよとの事だった。(スタッフの女の子は地元の子のような、若くてかわいい子で、本当にそっと起こしてくれて、友達が来てくれたのかと思った。)
ほっと安心する。ありがたや〜と、部屋に入ってシャワーを浴びてから仮眠をとることにした。

友達夫婦は飛行機がだいぶ遅れてしまったようで、予定より2時間くらいおくれて、これまたグロッキーな感じで到着した。夕方には着くはずがなかなか連絡なかったので、どうしたのだろうとすごくドキドキしていたけれど、顔を見れてほんとに安心した。空の上でなんとか連絡できないものかとみっちょんはヤキモキしていたらしい。
もうみんな疲れて食欲もなかったので、とりあえず今夜はゆっくり休んで、また明日となった。