かえってきた⭐️cui cui diary〜 ティータイムにessayを。

おもに旅日記、日々の中の新鮮さを保つこと。

極品肉桂❤️


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みなさん、こんにちは。
シリーズ中国茶、のお時間です。(続くのか?)

夏の終わりをむかえ、金木犀の甘い香りが街に立ち込めていますね。
わたしは香りが好きなもので、お茶を飲むのもとても好きです。

ところで今、BSプレミアムの「瑯琊傍(ろうやぼう)〜麒麟の才子、風雲おこす〜」という中国宮廷ドラマに我が家はどハマりしています。
架空の時代の、中国宮廷内の復讐劇なのですが、じつに美男美女揃いで素晴らしく、そしてなんとも理論的にスマートに粛々と、麒麟の才子が宮廷の権力争いに風雲を起こしてゆきます。
そして才子の暮らしぶり(お家やお庭や調度品や服飾品)もとても素敵なのです。

というわけで、そういうアンテナが立っている時には素敵なお茶屋さんなども見つけてしまうものです。

中目黒の『岩茶房』へ、母マリリンと中国茶を堪能にゆきました。
岩茶とは、中国雲南省武夷山と呼ばれる奇峰奇岩に生えるお茶の葉を、中国人間国宝の方が伝統的な技法で精製したお茶とのことで、岩茶房では毎年中国でこの人間国宝の方から直接買い付けたじつにたくさんの種類の岩茶がいただけます。

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お店には手作りのジャージャー麺、豚まん野菜まんあんまんなどもあり、家庭の味のようですごく美味しい!かなり好みです。

その後、無数の種類のお茶からひとつ選ぶのはかなり迷いましたが、(熟成ものはもはや宝だそうです。)

わたしは、このキンモクセイが香る季節に一番美味しいと噂の
『極品肉桂』
を選びました。

マリリンは、高貴な香りから日常でできる最高の贅沢、と記された
『白鳥冠』
を選択。

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飲み比べをしました。一口味わい、二口目に一番ふわっと香りが口の中に広がります。
極品肉桂は、
花やかな甘い香り、口の中全体に香り広がる、かわいらしい、渋みは舌先にのこるかんじ
白鳥冠は、
深い香りと味わい、舌の真ん中にひびく、周りはふわっとして軸がある
渋みも深みあるかんじで舌全体にひろがる
皇后さまのような落ち着いた深みのある雰囲気です。
(あくまで個人的な感想です)

この小さな器で飲むことに意味があることに、マリリンがしみじみと納得していた。

お茶で酔っ払う方もいるんですよ、とお店の方が言って、
それはつまり身体が緩むということなのだそうだ。

お茶は素晴らしい。
次は何を飲もうかな。