かえってきた⭐️cui cui diary〜 ティータイムにessayを。

おもに旅日記、日々の中の新鮮さを保つこと。

ダイアリー20 松風

お茶のお稽古で、

お湯が沸いたときのお釜の音を、「松風」と言うことを知った。

ー閑坐聴松風ー

閑坐して松風を聴く、心静かに座っていると松に吹く風の音が聴こえてくる。

心を鎮め自然の一部になる感覚が、

茶室での在り方と、禅的な在り方に共通するとして、お茶室の軸にかけられた言葉です

 

松風、という言葉をきくと、

私は伊勢の二見浦の景色を思い出される。

穏やかな伊勢湾に沿って並ぶ松林。

あの眺めは、物言わず受け止めてくれるような穏やかさで、心を開きたくなる美しい光景だった。

松風と聴いて思い出される心象風景になっている。

 

またあの景色を眺めに行きたい。