かえってきた⭐️cui cui diary〜 ティータイムにessayを。

おもに旅日記、日々の中の新鮮さを保つこと。

ダイアリー21 芸術

たくおんのピアノとか、

東山魁夷の絵とか、

 

時々すごく自分が芸術の美しさに救われることがある。ほっとして心が温かくなって、満たされたりする。それはどんなコミュニケーションにも勝るものだったりする。

 

また生きていける、、って思ったりする。

それって何だろうって思うけど、1番救われるのは、

その美しさにうそがない、ってところだと思う。

 

社会に出ればほんとに色んな人がいるから、

口ではいいこと言っても本音は違うんだろうなとか、少し悪意が混じってるなとか、

悪いひとじゃないけどバカにされてる気がするとか、みんな色んな混じり気があって、

もちろん私もなんだろうけど、

それを体感でいちいち感じてしまうから、

疲れるし傷つくし嫌な気持ちになっている。

 

私は一応自分の信条って、はっきりは言えないけどある。逸脱することもそりゃあるけど、なるべく良い人でありたいって思ったりする。

良い人というか、

自分の良心にしたがって、自分が罪悪感を持たないようにいたい、ということだ。

でも世の中にはまったく違う考えの人もたくさんいて、時には自分が信じられないくらい小さく無力に思ったりする。味方がいない、という気持ち。

 

自分の良心が通じないと、自分の良いところが少しもだせない、それは心が擦り減る。

じわじわ疲れのようなダメージが蓄積する。

 

そんな時に、芸術に救われる。

嘘のない綺麗な音色から、嘘のない優しさ、心を感じる。

陽の光のように、木々の香りのように、自然の姿のように。

それで私は正気を取り戻して、自分を取り戻すような感覚を覚える。

しばしそこで、安まることが出来る。

 

人の幸せと平和を願う人が、心で共振し合う、芸術の響き。

それが私を生かしてくれる。