誰しもそれなりに毎日試行錯誤しているはず。
わたしはかなりマイペースな人生だと思うけど、
20代は初めて社会にでて、初めてのことがたくさんで、世界がひろがりそして、5年くらいして安定しだすと、これがずっと続く未来が嫌だと思って、そしてすごく疲れて、道を変えた。
異文化交流も、友達とルームシェアも、恋も、習い事で大きな体験にも恵まれた五年だった。
20代後半〜30代前半は、目新しい新しい体験と、新鮮な発見がたくさんあって、旅と音楽が好きだった。新しいドアをたくさん開いたような。
ブログを本にしたり、自分の新しい面を発見した。
30代後半は、すごく悩んだ。
結婚するイメージがわかないし、仕事も情熱もてないし、どこに着地するか?地に足つけること考えてた。そして、一人暮らしをはじめて、今の職場に落ち着いて、資格もとって、実家の家業にも備えることができて一気に基盤が出来た。
この悩んだ時期に、パンドラの箱をあけて心を整理して、そして同時に少しずつ現実も整っていった。
心の整理のためにカウンセリングを受けたとき、思うことを話していたら、
(私は考えすぎて頭のダムに言葉がいーっぱい溜まっていて、吐き出すことが必要だった。現実的な問題解決ではなく、心情を吐露する必要があった。)
カウンセラーの方が言ってくれたこと、
心と行動を一致させたい気持ちが強いので、芸術家のような気質です。その違和感を作品で表現することが芸術だったりするので、その悩みと思うことを持っていていいし、その感覚があるから逆に、音が重なるときの神々しい美しさが分かるのだと思います。
という事が、とても胸に響いた。
悩む気質でいいんだ・・という、目から鱗だった。
そして歌うのが好き、と言ったわたしに、
「音が重なる時の神々しい美しさ」と言ってくれたことが、なるほど、とストンと腹落ちした。
思うようにいかないという体験もまた人生。
それを体験しにきてるのかもしれないなぁ。それがなければ、感謝を忘れない大切さ、には気づけなかったかもしれないから。
40代になって、何かを身につけようとする、ことが多くなった。20代で出会った茶道を再開。色々と支えになってくれる。身になることが多い。
そして、開き直ってちょっと楽しくなってきた。
感謝することの大切さをしって、自分を受け止める覚悟をして、腹を括って感謝をするようになった。
毎瞬、試されている。
まだこれからも、少しずつでも成長したい。