92年に親戚のおばさんが、写真をみながらサラッとうちの犬を描いてくれて、それを横で完成するまで見ていた小学生の時のことが忘れられません。
去年、その時の絵をおばさんが思い出して送ってくれて、今年年賀状デビューさせました。
ビーグルで、ダンボという名前でした。
食べることが大好きで、この子が食べなくなったらその時が最期だねぇなんて言っていたら、なんと亡くなる2時間前にバナナをペロリと一本食べたのでした。
あっぱれな最期でした。
我が家らしい犬だったと思います。
我が家は(主にワンチャイが)食べることが好きで、レストランに行くことが、恒例の家族イベントでもあります。
さして大した会話はなくても、ご飯を一緒に食べることで、時間と歴史を共有するような、1枚1枚重なっていく時間をつくっているんだなぁと思ったりします。我が家は食事の風景が大切な歴史と思い出になっています。
2、3年前からお正月に行くレストランがあって、今年も家族揃って行くと、奥の席には去年も来ていた男性のカップルが1組来ていました。静かに寄り添うように過ごす穏やかな2人なので、とても印象に残っていました。
それぞれどんな1年を過ごしたかわからないけど、今年もまた揃って訪れて、食事をしている。穏やかな2人の姿を見て、なんだか暖かい気持ちになりました。
これまでは変化や新しいことの方が好きだったけど、だんだんと、毎年同じことが出来る有り難さ、みたいな事を思うようになっているのを感じます。
また来年もこの光景が見れたらいいなぁ、と思いました。