かえってきた⭐️cui cui diary〜 ティータイムにessayを。

おもに旅日記、日々の中の新鮮さを保つこと。

おばあちゃん

お盆だったので、おばあちゃんの家に顔をだして、お仏壇にお参りさせてもらいました。

 

おばあちゃんは私に似て(逆だけど)、とてもめんどくさがりやですが、

事前に連絡していくと、ちゃんとエプロンをして待っていてくれました。

 

小さな花束を2つと、おばあちゃんの好きそうな白玉がのった抹茶のぜんざいをふたつ買っていきました。

 

おばあちゃまこういうの好きでしょー?とみせると(おばあちゃまと呼んでいます。)

あらっ、美味しそうねぇ。

おじいちゃまもこういうの大好きだったのよ、と言いました。

そうなんだ!口数の少ないおじいちゃんだったけど、今さら甘いものが好きだったと知りました。

 

コップをかりて小さなお花をお仏壇にかざって、抹茶ぜんざいもお供えをして、おばあちゃんが最近デイサービスで作った飾り箱もお供えしてあったから並べて可愛くおきました。

おばあちゃんはそばにきて、ありがとうね、と眺めていました。

じゃお参りさせてもらうね、といってお線香をつけて手を合わせていると、

おばあちゃんがずっとそばに立ってタイミングをみて、

「あゆ〜、よくきたねぇ。ありがとう〜。」

と、なぜかおじいちゃんに変わってメッセージを伝えてくれるのでした。

 

若いころは足腰が強くてゴルフが大好きだったおばあちゃん。

最近ゴルフスクールに通いだしたワンチャイが、スウィングの理論をあれこれと語っていると、

誰にも聞こえないような声でぼそっと、

「ふん、理屈のゴルフ。」

と鼻で笑うおばあちゃん。

 

いまだにコーヒーとピザが大好きなおばあちゃん。

お正月にマックのハンバーガーを、若返った気分だわ、と嬉しそうに食べてた。

お蕎麦は飽きて一枚食べない。

美味しいものは私より食べる。

 

旅行が好きでいまだに、無性にどこか行きたいなと思うことがあるわ、と言う。

 

おばあちゃんの家で、お茶淹れてあげようか?ときかれてうんというと、

ちょっとそこの急須とって、

ちょっとそこのお湯いれて、

と言われ、結局全部に人にやらせるおばあちゃん。

 

出かける前の日に、明日の服を着て寝る、というおばあちゃん。そんな人ほんとにいるんだね!と言ってしまった。

 

ほんとに年々どんどんいい味をだしてくるおばあちゃんである。これからも乞うご期待なのである。