かえってきた⭐️cui cui diary〜 ティータイムにessayを。

おもに旅日記、日々の中の新鮮さを保つこと。

ダイアリー14 道

数年前、ある人が、

亡くなったばかりの自分の父親について

「親父らしい立派な最期だった」と胸をはって言っていた。

私は一時期その人がとても憎らしかったのだけど、

その点だけは、私もそんな人でありたい、と思ったことだった。

どんな風であれ、そんな風に親の生きざまを尊重して、胸をはって送り出せる娘でいたい。という風に。

 

そこから、自分を見直して、すべて逆算すると、

とっても自分が未熟に見えて、地に足ついていないと思った。

出来ることから、取り組んだ。

日々の生き方、仕事への取組みかたとか、そんなところから。

苦い思いをした。

 

そこで、とても大切なことに出会った。

そのころ、いつもどこかで、「やるべき大切なことをやっていない。」

「何かを棚にあげて、目をつぶっているような感じ。」が心を占めていた。

そして私はそのころ、本当に自分にとって大切な習慣や、考え方や言葉に出会った。

 

いま、あのころを振り返ることができる。

少し進んで、少し安心して穏やかになって、やるべきことをやっている感覚を得ながら、道が続いていることを感じることができる。

 

これまでとこれからが繋がって、ようやく行先の舵をとれるようになってきたような気持ちだ。

 

あの頃の自分に感謝したい。

自分なりで良い、満足は自分の心が知っている。